9年間不動だった180SXのエンジンをかけてみた

我が家には、兄が20代前半の頃に新車で買った180SXがまだあります。

ナンバーは外して、一時抹消しているんですけど。ナンバーを外したあとから一度もエンジンをかけていないんです。

ちょうど兄がいたので聞いてみたら、9年も経過しているということ。

チームMHOとして、某雑誌などに取り上げられてきた過去を持っているマシンです。

この前実家に行く機会があったので、試しにエンジンがかかるのかやってみました。

僕は絶対にかからないと踏んでいました。不動車のエンジンがかからない理由は何個もあります。

  • 燃料ポンプが固着しているということ
  • バッテリーが上がっているということ
  • インジェクターが固着しているということ
  • 燃料が腐っているということ

この4点がしばらくエンジンをかけていない不動車の、エンジンをかけられない理由です。2番目のバッテリー上がりは、僕が乗ってきた車のエンジンとつないで解消。

果たしてエンジンはかかるのか?

僕が乗ってきた元母親号のバッテリーをブースターで180SXにつなげる。180SXについているバッテリーも40B19クラスだったので、容量的にはなんとかなる。

しばらくブースターでつなげっぱなしにして放置しておきました。

2016-02-11-011

まずはイグニッションをONにして耳を済ます・・

ウィーン・・・・燃料ポンプが動いた!どうやら燃料ポンプは固着していないようだ。

そして、いざクランキング。

キュルキュル・・・キュル・・キュル

セルが相当重たい。うーむこりゃバッテリがすっからかんだな。とりあえずもうちょっと放置しておく。

その後、幾度がクランキングをしたところ

キュルキュル・ボボ・・キュルキュル・・・

なんと初爆が始まった。インジェクターも固着していない!ということはエンジンはかかるぞ!

2016-02-11-014

ひたすらクランキングを繰り返していたらとうとうかかりましたエンジン!

ボボボボボボボボボ

しかしこのあと、どうせ燃料が腐っているだろうからアイドリングは続かないだろうと思っていた。

が、奇跡的にアイドリングは持続する。

9年も前の燃料、腐ってないのか?

だけどさすがに吹け上がりは悪いだろう。ということで、エンジンルームのスロットルバルブを手で開けてみたら普通にふける。

2016-02-11-021

なんと9年も前の180SXは簡単にエンジンがかかったのでした。

ただ、エンジンがかかってもブレーキが固着していたりするだろうかな・・。と思っているけどそれも割とスムーズにクリアするのかもしれない。

奇跡だなぁ・。それにしても感慨深いな。もう一度180SXのエンジン音を聞くことができるとは夢にも思わなかったな。

不動車には割とフューエルワンが聞くって話を聞いていたが、出番すらなかったな〜。

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コメント

  1. mamorun より:

    こういった長期間不動だったエンジンをかける前には点火プラグを外して無負荷でクランキングさせてメタルやカムにオイルがいきわたらせるのが良いと聞いたことがあるんですが本当でしょうか?
    極端なことをいえばヘッドカバーを外して直接カムに注油すればいいんでしょうけどメタルはそうもいきませんし…

  2. MHO より:

    その通りだと思います。おそらくこの時の180SXのエンジンは間違いなくドライスタートですし、オイルだって潤滑性能はほぼ失われているわけですからね。
    オイル交換をしてからクランキングをするだけでも違うんでしょうね。

  3. 愛知の事務員 より:

    雑誌名は確か○○○トップでしたか?(間違っていたらごめんなさい)
    見てましたよ、「こんな猛者がいるんだ」と思っていました。
    満タンだったんですかね?

  4. MHO より:

    ◯◯◯BOYですね〜。なつかしいですね。
    燃料は満タンだったですね