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エアベントバルブ故障とエンジン不調

time 2015/09/06

エアベントバルブ故障とエンジン不調

本日は、ちょっと経験したエンジン不調の修理について。
まず車両はスバルサンバートラックとホンダアクティトラック。両方とも軽トラックです。
そして、両方キャブレターの話。
お客さんから、エンジンが全く吹けなくなったという相談を受けて診断に入りました。
タイトルにもありますが、キャブレターにはエアベントバルブという圧力逃がし弁のようなものが付いています。これがよく壊れる。エアベントバルブが故障したときの特徴は、アクセルを踏んでもエンジンが吹けなくなる。

このベントバルブというものは、キャブのフロートをきちんと動かせるように圧力を逃がしたりする電磁弁になります。

診断のポイントはこの状態でエアクリーナーを外して同じようにアクセルを踏んでみる。そうしたら吹けるはず。エアベントバルブ不良によってフロートがうまく動かない症状を、エアクリーナーを外すことによって無理やり圧力を逃がす。

これでエンジンが正常にもどればエアベントバルブの故障だと一つの目安となります。

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この日もそう。ホンダのアクティが入庫してきてエンジンがふけない。調子悪いという。
基本診断をした後に、エアクリーナーを外して吹けるかテストしたらふけ上がった。これはエアベントバルブが故障していたのだろうと、手元にあった中古部品に試しに組み付けた。
そしたら症状は改善された。しかし、その後にまた同じ症状が出たと。
診断ミス?でもなにか症状が変だ。再度気を取り直して診断をする。
そうしたらあることが分かった。エンジンの調子がいいときもある。そして悪いときもある。
しかしながら調子を見ると、やはりエアベントバルブの故障以外に考えられない症状である。
では一体何が原因なのか?ここで考え方を変えてみた。症状が出ているときと出ていないときで
ベントバルブに電気が来ているかどうかを確認することにした。

答えは、症状が出ているときはベントバルブは作動していない。つまり電気が来ていなかった。こうなると、一体何が考えられるか?
よくよく調べていったらイグニッションスイッチだった。
イグニッションスイッチの接点が曖昧な部分がある。この部分に入っているとエアベントバルブが正常に動かないということである。オーナーにお話しをして、イグニッションスイッチも交換させてもらうことに。
思わぬ結果になったけれど、幸いだったのは古いベントバルブにまた付け替えて、イグニッションスイッチの加減で電気を正常に流す。そして良否判定をしたけれどやはりベントバルブも壊れていたということ。
複合して2つの要素が重なった故障だっただけに、ちょっと手間取ってしまった。
当然思い込みで修理していくといろいろな罠にはまってしまいます。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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