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衝突被害軽減ブレーキシステムの種類と違い

time 2014/10/30

今や国内の自動車メーカーでは衝突被害軽減ブレーキシステムというものを次々に導入してきました。そこにきてちょっと気になる点もあったので調べてみた。

まず、衝突被害軽減ブレーキシステムは大きく分けて3種類があります。

ミリ波レーダーを使うタイプ、赤外線レーザーを使うタイプ、カメラを使うタイプ。

ミリ波レーダーというのは、日産スカイラインやトヨタクラウンなどに搭載されているもの。赤外線レーザーを使うのはスズキやダイハツなどが多く採用しています。そしてカメラタイプはスバルのアイサイトで有名になっています。順に紹介していくと

 


 

ミリ波レーダー

ミリ波を前方に照射して戻ってきた電波を測定して障害物を検知するもの。概ね時速15km以上で作動して、その距離は100m前方までを感知しています。

メリットとして

天候に左右されにくくて、検知できる距離が長い。高い速度でも信頼性があるし追従機能も付与できる。

デメリットとして

形やサイズ等の識別をするのは苦手で、電波を吸収しやすいプラスチックや立ち木、雪の壁やら人には効かない。基本的に金属を探知するのが得意です。


 

赤外線レーザー(レーザーレーダー方式)

赤外線レーザーを前方に照射して、戻ってきたものを検知しています。概ね時速5km〜30km以内で作動。その距離は10〜15mと短い。照射するレーザーの数を増やせば大まかな障害物の輪郭を把握できる。

メリットとして

低コストでシステムをコンパクトにできる。ルームミラーの裏等におさめられる。ミリ波レーダーよりも反射率が優れている

デメリットとして

検知できる範囲が短く、悪天候に弱い


カメラ方式

カメラで撮影した画像を分析して、前方にあるのが何かを識別する。人や車線、看板も識別する。カメラを2つ使うステレオカメラだと距離の判断が優れる

メリットとして

歩行者や車線、道路標識などを識別するだけでなくもう一歩踏み込んだ識別ができる。人間の感覚に近い

デメリットとして

逆行や視界不良に弱い。霧等。


 

ということで、現在主流となっている自動ブレーキシステム。衝突被害軽減ブレーキについてまとめてみました。理想なのはそれぞれ1つだけのシステムだけでは不安なので、複合させて搭載するということ。それにより、それぞれのデメリットを補いながらより安全な制御ができるようになります。

ただ費用がそれだけかかります。僕も次に新車を買うとしたら間違いなくこのシステムをオプションでつけると思います。人間の操作ミスによる事故はかなり大多数を占めています。そこを車が補ってくれるんですから。つけない理由はありません。

 

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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