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ブレーキ警告灯が点灯した意外な原因

time 2015/01/23

ブレーキ警告灯が点灯した意外な原因

先日我が社の他の部署の人の車を整備したんですよ。

日産のプレセアね。

知ってるかな?平べったいイメージがあるような車だぜ。
4枚ドアのセダンだ!

何の修理かって言うと

ブレーキの警告灯がつく

とのご依頼でした

ブレーキの警告灯は以前お伝えしたとおりいろいろな原因が元で点灯します。

まずはサイドブレーキを引いている状態
これはサイドの戻し忘れを防止するためにありますね。
サイドブレーキのレバーの根元にスイッチがあります。サイドを引いたらスイッチが伸びて通電するのです。
そして警告灯がつくと。

そしてブレーキ液の量がへった状態

これは考えられる一般的な原因はブレーキパットが減っていると。
ブレーキパットが減っていると、それだけの分ブレーキキャリパーのピストンが押し出されている状態になります。
つまりその押し出しているだけの分、余計にブレーキフルードがキャリパーの中に入っているので
マスターシリンダーのリザーバータンクのフルードの量が減っているということです。
そのため警告灯がつくと。

あとはブレーキフルードがもれている状態

これも原因は2つめに似ているんですが量が少ないから警告灯がついてしまうと。
これはまずいよ。漏れを直さないとブレーキ利かないよ。死ぬぜ。

と、まぁこのプレセアのタイヤを外してブレーキパッドの残圧をはかったら
残り2mmほど。
こいつはまずいよ。って早く交換しないとだめだめって伝えて早速部品を発注しました。

そしてブレーキパットを交換している最中、ブレーキのピストンを戻していると

にゅるにゅるじゅる

と、ブレーキフルードがキャリパーから漏れてきました。


はいブレーキOH決定ー★

はぁぁなんかブレーキペダルのフィーリングがふわふわしていたんだよなぁ
なんて思っていましたが、予想は的中。

代車をだして、修理がおわるまで預かることにしました。

ブレーキキャリパーのOHは、ドラムブレーキのOHよりちょっとコツがいります。
ドラムブレーキは作業が面倒くさいけど、難しい点はないんだよね。

でもディスクブレーキのキャリパーOHはピストンのシールを交換するのにコツがいるんです。
まぁ時間はかかったけど超完璧にOH終了!

ついでに4輪すべてのエア抜きをして超完璧!
もちろんリヤブレーキの状態もチェック!完璧になおりました。

で、ブレーキOHをしたので、ブレーキフルードがどこかボディについていては
塗装が落ちちゃうよなってことでスチーム洗浄をするために車を移動しようとしたら

ブレーキの警告灯がついているんですよ

えぇぇぇぇ?なんでなんで?
ブレーキパッドの残圧は新品で問題ないし、
フルードの量もMAXに調整したから問題ない。

サイドブレーキも引きずってないし、スイッチも問題ない。

ははぁーん。これは一度エンジンを止めないとランプが消えないんだなぁと
エンジンを一度止めてかけても駄目。

(トヨタの警告灯に、エンジンを一度切ってかけなおさないと、修理しても消えない警告灯があります。
ただ球切れを感知しているランプだけどね)

おかしいなぁ~。なにが原因なんだろう?

取り合えずその辺を走ってみました。ブレーキは問題ない。
完璧なフィーリング。OHする前は警告灯は消えていたしなぁ・・・。

あわや迷宮入りだと思ったんですが、基本に立ち返ってチェックしました。
ブレーキの警告灯はサイドブレーキを引くとつく。サイドは問題なし。
ブレーキフルードが減ると警告灯がつく。

フルードはいれたしなぁ。おかしいなぁ。でももう一度みてみるか

そして納得

brake-w-lamp-igai1
プレセアのマスターシリンダー

リザーバータンクを開けてみると

brake-w-lamp-igai2
!!!

フルードの量を感知しているフロート(浮き)が沈んだままになっていました。
引っかかっていたんだね。

brake-w-lamp-igai3
こんな状態だったんだよ。赤印のところを見比べてね。

brake-w-lamp-igai4
正常にフロートが浮いている状態

このフロートがタンクの壁に引っかかって、沈んだままだったのです。
だからブレーキ液の量が少ないって感知しちゃったのですよ。

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この手はフロートがフルード面を浮いていることで、
フルードがどの程度残っているかをチェックしています。
液がなくなると沈んで、センサーを感知させて警告灯をつけちゃうんですよね。

つまりこのフロート自体が、警告灯のスイッチなんですよ。

いやぁ頭はじけ飛んだね。なんてこったい。

このほかに、ブレーキのリザーバータンクの蓋に筒状のゴムがついているものもあります。
コレはフルードが少なくなってくると、筒のゴムが伸びてスイッチを押すという仕組み。
ブレーキ液を足したら、ゴムをきちんと縮めてやらないといけません。

まぁ単純なところに落とし穴があるもんですね。

ちなみにプレセアのブレーキOHは

フロントですけど、OHキット1880円
作業工賃は1台1時間で

合計8000円はしないというリーズナブルさ。実際は1時間以上かかったけどね。
迷宮入りして。

こんなこともあるもんだと、改めて初心に帰ったMHOでした

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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