詰めが甘かった部品の確認

これもまた失態をさらすようで恥ずかしいのですが、自分の詰めが甘くてピンチになったお話しを。
詰めが甘かった部品の確認というタイトルそのものです。納期が決まっている車両を整備していました。
いろいろとお伝えしてきたメンテナンス委託車で、メンテナンス依頼会社より部品の供給を一部受けてました。
自前でメンテナンス委託会社が用意してきた部品はバッテリー2つとステアリングラックASSY。
この日、ボクは必ずあげないといけない給食を運ぶトラックの整備に回っていました。
納期が決まっているハイエースは、納期が翌々日だったので、後回しにしていた。
それでも心配だったから、とどいた部品に関しては確認をしていた。ステアリングラックASSYもそう。
まだ車両から外していないのでなんともいえないが、ほぼ同じ形をしていたのでこの日は手をつけなかった。
正確に言うと、給食センターのトラックを整備しないといけないので、ラックまでは着手できなかった。
翌日になり、ステアリングラックASSYを何とか車両から取り外した。リビルトのラックには
タイロッドエンドが付いていなかったので移植しないといけない。ロックナットを緩めてタイロッドエンドを
外して付け替えようとした。そうしたらリビルトのラックのほうにロックナットがなかなか噛まない。

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リビルトなのに、ねじ山が壊れているのか!?と思ったが、不審に思ったので、ノギスでタイロッドの径を測ってみたら仰天。なんと、取り付けられているタイロッドの太さが違うのである。
その他の部分に関しては同じだけれど、まさかタイロッドの太さが違うとは!思いもよらぬ出来事だ。
明日の完成検査に間に合わせないといけない車両なので、すぐにリビルト会社に電話した。
そうしたら、タイロッドエンドを送ってよこすという。タイロッドに関してはやはり2種類存在するそうだ。
タイロッドエンドのボールジョイント部分はナックルとはまるはずだという。
もし、公共事業センターのトラックを整備しているときに、タイロッドの太さの違いに気がついていれば・・。
いまさら悔やんでも仕方がないので、先輩に明日の適合標章で出してもらうことにした。
実はこれを書いている時点で作業はまだ終わっていない。明日の午後にタイロッドエンドが会社に届く予定。
そこから組み付けて、ハンドルのセンターとトーを調整して、完成検査を受けて、納車整備をして納車。
という予定なのだけれどさすがに、ものを見るまで安心ができないでいるのである。
詰めが甘かった部品の確認だった。まさかタイロッドの太さが違うとは。自分の経験のなさをうらんだけれど、次は確認するポイントとしてタイロッドの太さも勉強したので、同じ失敗はしないぞと。
明日が順調に終わりますように。

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