「整備士の故障診断」

MHO ENGINEERING‐自動車                       
                                                             





MHO ENGINEERING


決算棚卸ってのは大変ですね。

ようやく終わってほっとしています。

で、今年は棚卸で、個表なんかも書いたりして、立会い監査をうけたりもしました。
緊張するする。なんとかOK

新しい年度を迎えることが可能となりました。



棚卸は棚卸なんですが、一番大変なのはやはり整備陣。

ちっちゃなパーツからオイルまで、きちんとどのくらいの在庫があるか

数えないといけないんです。

部品点数で200−300種類以上のストックがあるもんだから大変大変。

で、MHOが担当になったのは油庫と工場内のパーツ。
オイルの量を測って書いて、測って書いて、パスターの残り在庫を書いて。
工場内のプラグの数を数えて、潤滑剤を数えて、クーラントの中身を調べて、
立会い監査を受けると。


立会い監査が終わったかと思えば、値段をそれぞれ調べていれていきます。
在庫がどのくらいのお金になるかを調べちゃうんですね〜。

で、ショールームの机を占領して書いていたら、お客さんがやってきて、

「すみません、車動かなくなっちゃったんです!!」


はっ!?



事情を聞くとこうでした。


走行中にいきなりエンストをしてしまったらしいです。で、セルを回してもエンジンがかかってこないと!


獲物はコレ



整備士の故障診断
フォルクスワーゲンのゴルフワゴン!






差し迫る決算、部長が早く数字を欲しがって居ますが、行くっきゃない。

でも外車はなぁ〜。よくわかんねーしな。

ここでおさらい。
エンジンが急にとまっちゃった。セルは回る。

さぁあなたならどこを疑いますか!?




エンジンには

1、良い火花
2、良い圧縮
3、良い混合気






の3要素が必要不可欠。

圧縮が抜けるってことは考えられない。エンジンブローしているわけでもないし、
昨日までは正常に動いていたわけだしね。

そうなると、1の

良い火花

か、3の

良い混合気

のどっちかに問題ありと判断しました(新米整備士らしい回答だ)





幸いエンコしてしまった場所は工場から1キロと離れてなかったんで、

キャリアカーで行かないでサービスカーに工具を積んでいくことになりました。
一応ゴルフも売っている工場なんで、プラグなんかは揃っているんです。


まだひよっこ整備士なので、親方に報告。



うちの整備士一の腕を誇る


係長!



事情を話すと「一人で行け!」
といわれると思いましたが、係長は自分の仕事がすんでいたようなので
一緒にいってくれました。すんません。勉強させていただきます。


で、

現場に着くと、恥ずかしいことに


保育園の前なんだよね〜!


しかも外でお遊戯の時間らしく、がんがん車の周りをかこんできます。
そんな恐るべしギャラリーの壁の中、整備士の診断が始まりました。


まずはセルを回してみることに。

きゅるきゅるきゅるきゅる。

うーんかかりやしねぇ。当然か・・・



次にディストリビューターのキャップを外してみる。

接点は特に問題なさそうだ。さびてもないし。

続いてディスビをばらしていくも、ハズレない・・・。

固着している・・・・。


仕方ないので火花が飛ぶかプラグコードを一本外して、持ってきたプラグをくっつけて
それをエンジンのシリンダーヘッドに押し付けてアースさせて、火花が飛ぶかチェック。

係長「セル回せ〜」

MHO「いきまっせ〜」

きゅるきゅるきゅるきゅる。

火花が飛びません。


どうやらここに一つ問題があるかもしれません。
せっかく二人で来ているので、もう少し進んだ診断をしましょう。


もしかしたら燃料系統もよろしくないかも知れませんのでチェック。
燃料ポンプに耳を近づけて作動音をチェック。正常。


燃料ホースを触ってみる。燃料が流れているみたいだ。どうやら燃料系統は問題ないらしい。

となると問題は、やはり点火系か・・・。




ディスビが固着しまくってばらせないので困った。

点火系ってことは分かったが、果たしてどこから火花が飛ばないのかを突き止めないといかん。

この時点で怪しいのは

デスビ
イグナイター
イグニッションコイル



この手はデスビにイグナイターを内臓しているものらしいので、
コイルかデスビかどっちかだなぁ。

昔のコイルならサーキットテスターで診断できるが、このイグニッションコイルは
どこがどーなってんのかわかんないぞ。


MHO「係長、コイルっすか!?」

係長「まぁまて、もう少し見てみてな」

そういうと係長はエンジンルームのヒューズなんかにも手を出しました。
この辺が新米整備士とのちがいだね。


ヒューズもOKらしく、問題はコイルかデスビかってことになりました。
とにかく自走は不可能となったんで、レッカーさせることに。

MHO「キャリアカーに乗り換えてきます」

係長「いいや、工場に電話してほかの奴に持ってこさせれば。」

と、言うことで、さらに先輩整備士を導入。
園児たちの見守る中、3人の整備士がレッカーしていきます。
いや〜はじめっからキャリアカーでいけば問題なかったな。と思いましたが、

今日は手が空いてる人間がいたので、勉強がてら手間をかけたとのことでした。


で、工場にもどって、VWのコイルを付け替えてみました。

はい一発!


エンジンが元気よくかかりましたね。


どーもゴルフワゴンのコイルは結構壊れるらしいです。
デスビの方はなんともありませんでした。


このように故障診断ってのは、消去法で行っていくってぇわけです。

なんか今日の更新はENGINEERINGっぽくていいね〜。




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