改めてクランクシャフトのトーショナルダンパを考える

現在スバルのサンバーTTとTVで発生しているリコール。

クランクシャフトプーリーの交換です。

なんでそんなものを交換しないといけないのかというと、写真のようにサンバーのクランクシャフトプーリーは中にゴムが入っています。通称トーショナルダンパと呼ばれるゴムで、ここの構造が不適切なので、使ってくるとプーリーのトーショナルダンパがちぎれてベルトをかけている部分が外れちゃうんです。

こんな感じで、Vリブドベルトをかける溝になっている部分がなくなっています。つまり走行中ファンベルトも外れるから、オルタネーターで発電しないしエアコンも効かなくなって、最終的にバッテリーが尽きると止まっちゃう。

そもそもこのクランクシャフトプーリーのトーショナルダンパっていうのは何のために使われているかというと、ねじれ防止です。

エンジンって3気筒だったり4気筒だったりしますよね?そのギクシャクした回転をフライホイールで弾みをつけて滑らかに回転させるようにしています。が、どうしても始動時や停止時っていうのはねじれ現象が起こります。

それらのねじれる力をこのクランクシャフトプーリーのトーショナルダンパで吸収していると。

そう言われるとあったほうがいいね!という構造なんですが、それは分断しないきちんとした構造のものだったらです。

でもクランクシャフトプーリーのトーショナルダンパがダメになるのは決してサンバーだけではありません。僕が整備士をやっていて、プーリーが飛んでいっちゃった経験があるのは三菱のパジェロだったり、RVRもそうだった。

スズキのカプチーノなんかもそうですカプチーノの場合は、OEMのキャラに使われているF6Aのクランクシャフトプーリーに交換するというのが常套手段でした。

キャラのクランクプーリーにはトーショナルダンパが付いていない鉄の塊なのです。ねじれるけれど、飛んでいかないからといってカプチーノオーナーはキャラのものを流用しています。

このクランクシャフトプーリーですが、長年使ってくるとやっぱりへたってくるんです。このプーリーを新品に交換するだけで驚くほど振動が減ります。

昔インプレッサのタイミングベルトを交換した後、どうにもクランクプーリーがプルプル振動しているのが気になったので新品にしたことがあります。そうしたら嘘のように振動が収まった。

トーショナルダンパが切れていなくても交換する価値はありの部品なんですよね。

タイミングベルトを使っている車なら、ベルトと一緒に交換するのをオススメします。

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