1級整備士の資格について

今から3年前くらいに自動車整備士として、今までになかった資格で1級が誕生しました。
1級整備士になるには2級整備士になるそれよりも何倍も難しい。
まず試験だけで3回もあります。学科、口述、実技。
僕は、たたき上げで就職して仕事をしながら3級ガソリンエンジンを取得して、そして3年経ってから2級ガソリンという2級整備士の資格を取得しました。
この2級を取ってから1級になるには2級を合格後3年以上の実務経験を要してその前述した3つの試験にパスをしないといけない。

1級整備士の学科試験は、2級の内容よりも更に実践的で難しい。2級は教科書を読めば理解できる
レベルから、1級になるとある程度実践を交えて詳しい知識がないと駄目だと思います。
実際僕も1級の過去問をといてみると、全く分からない。
まさに自動車整備士の王様てき存在です。一般の人が学校に行かないで1級を取得するには整備工場へ入社→入社から1年の実務経験→3級の受験資格→3級合格→実務経験3年→2級の受験資格→2級合格→整備主任に任命→整備主任を1年経験→自動車検査員の受験資格→3年の実務経験→1級整備士の受験資格

といった順序になると思います。1級まで現場で取得するにはやはり10年近くの月日が必要なわけ。
ですが、学校によっては1級要請過程というカリキュラムが組まれているところがある。
そこへ入学すれば、やはり卒業したら1級の受験資格を得て、免除制度もあり合格後現場に出ないで1級を取ることが出来るということ。
これに僕は警鐘を鳴らしたい。

せっかく今までなかった1級整備士というカテゴリができたんだから必ず認証工場・指定工場などで実務経験をある程度積ませるべきだと思う。
でないと名ばかりの口だけ1級整備士が世に溢れかえってしまうわけでしょう。車ってそういうものじゃない。
僕が1級という資格を持って欲しいと考えている人は、全国に居るスーパー整備士・それとチューナーである。
車の制御系など全て自分で組み付けることができるような、表舞台に出てこないエンジニアが山ほどいる。
そういう人たちに1級という称号を与えるべきであって、学校で学んだから1級取れますよ。
見たいな考え方は改めるべきなのではないだろうか?やっぱり机上であーでもないこーでもないというより現場なんだと思いませんか?僕の知り合いの整備士が1級の学科に通ったそうです。
是非口述と実技もパスしてもらいたい。がんばれ、がんばれ現場のエンジニア達。

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