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ドライスタートについて

time 2014/12/07

ドライスタートについて

車の操作の中で、エンジンにとって一番摩耗しやすいケース
それがドライスタートだと言えます。
最近は、ドライスタートでの摩耗を少なくするために、専用のオイルもでてきています。

dry-start

長野県は、雪がかなり降り積もる地域で、FRでは雪道の走行が厳しいということもあり
冬は家の軽トラックで通勤をして、マイカーを暫く封印したりもしたんですが、
ドライスタートはやはりエンジンを一番酷使すると思いましたね。

通常、毎日車を使っていると、会社から帰ってきてエンジンを止める。
朝になったらまたエンジンをかけて、会社に出勤する。この繰り返し。
実質エンジンが止まっている時間というのは長くても12時間程度なわけです。
12時間の間には、オイルの全てがオイルパンに落ちるわけではありません。
ヘッドのオイル溜まりみたいなところに、オイルは残っているし、カムシャフトなどにも
ある程度は付着したままになっています。なので次にクランキングをしても、ある程度の潤滑はされています。

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しかし暫く車を運転しなかったときはどうか?
いわゆる完全なドライスタートというヤツですね。冬の冬眠から車を起こす際エンジンをクランキング。
暫く暖機をしますが、そのときの排気ガスがものすごくにおったのを覚えています。
明らかに金属がすりへるようなこげた臭い。それが暫く車にたちこめていました。
これはカムシャフトやピストンが減っているようなそんなイメージでしょうか?

エンジンは、クランキングされてクランクシャフトが回ると同時にオイルポンプもギヤを介して
オイルストレーナーからオイルラインを通って各循環部分へ届けられます。
すぐにオイルが各循環部分に到達するわけでもなく、その間は金属同士の擦りあいが起こります。
これがエンジンを一番摩耗させるドライスタートになります。
しばらくエンジンをかけていない場合、カムシャフトなどに付着したオイルも全てがオイルパンへ流れ落ちています。

もし何年も眠っている車を起こそうとするのなら究極の方法として
古いオイルをまずは抜きます。そして、ヘッドカバーをあけてカムシャフトに直接オイルをたらしてあげます。
そして、プラグを全て外して、プラグホールからオイルを少したらして、手でクランクシャフトをゆっくりと回します。
ヘッドカバーをして、プラグを組み付け、オイルを規定量入れたらクランキング。
これでエンジンのしゅうどう部分はある程度は守られます。

オイル添加剤を入れるとドライスタートを緩和させることもできますね。

特に冬場のドライスタートは、オイルも硬い状態でなかなかオイルポンプが吸い上げられないので
事態は深刻といえるでしょうね。車を乗らない期間があるまでも、たまにはエンジンをかけてやるということは
エンジン保護にとっても、燃料ラインの詰まり防止やバッテリーにとってもいいことなのであります。

ドライスタートでの磨耗を防ぐには、良いオイルを使うに限ります

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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