ライフダンク エンジンがかからない原因はカムシャフトが折れていた

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ライフ ダンクです
フロントバンパーが外れていますがダンクです。
この車両は、お客さんの知り合いの車両。つまりお客さんから紹介してもらったお客さんといった形になるのでしょうか?

整備依頼は

「エンジンがかからない」

というものでした。現場に駆けつけて、どのようにエンジンがかからないのかなとイグニッションスイッチをONにしてセルモーターを回したら・・・

キュルルルルルルル

セルモーターの音でもう分かりました。タイミングが全く合っていない。
つまりタイミングベルトが切れている可能性がある。

通常、OHCであれば、カムシャフトとクランクシャフトはタイミングベルトやタイミングチェーンでつながっています。

このベルトやチェーンの間隔でバルブタイミングを取っているのですが、普通ならカムとクランクがベルトやチェーンでつながっているのでセルモーターの回りはキュルンキュルンといった感じ。

しかしこのライフダンクのセルモーターは明らかにセルモーターの回っている速度が速い。
つまり、抵抗が少なくなってしまっているということです。

これはカムシャフトとクランクシャフトのつながりがなくなっている、つまりベルトが切れたときに発生する音です。

もしこの音を聞いてみたいなぁと思う人は、スパークプラグを全て抜いた状態でクランキングしてみてください。
当然イグニッションコイルの配線は抜いて点火をカットした状態でやってみてください。危ないから。
そうすると圧縮が抜けられている状態なので似たようなセルモーターの音になります。

話を戻して、こりゃヘッドが駄目かな?ととりあえずレッカーして工場で分解を開始しました。

そうしたら、タイミングベルトは切れていなかったんですよ。

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しかし、セルモーターの回り方は明らかにクランクの出力がカムシャフトへ伝わっていない軽快な回り方だった。

原因はコレでした

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なんていうことだろうか。カムシャフトが折れている

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見事に折れているカムシャフト

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スプロケット側はこの通り

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さらに原因を突き止めていくと、オイルが全く入っていないような状態でした。
つまりカムが焼きついてロックしてしまっているような状態。

こんなケースは初めて見ました。

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タイミングベルトを介してカムのスプロケットだけが空回りしていたということですね。

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ちなみに走行距離は9万キロちょうど位。

ヘッドがこの状態なので、腰下も無事では済んではいまい。

ということで、お客さんにはリビルトエンジンへの換装をお伝えしました。ただいま車両入れ替えか検討中です。

ということで折れたカムシャフトでした。

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