ATでは押しがけができないので、一番困るのがエンジンがかけられないトラブル

オートマがほとんどになった、今の自動車事情。

一番困るトラブルは一体なんなのか?そしてそれを回避するためにはどうすればいいのかを考えてみた。

今の車で一番困るトラブルは、ずばりエンジンがかけられない!というものだと思う。

もし、走行中にトラブルが発生したとしてもある程度はフェイルセーフが入ったりして動くことが可能になってきています。

しかし、エンジンがかけられないという症状は話が別。まったく車として機能しなくなるわけです。

それではエンジンがかからなくなるトラブルの原因と対策は何か?

バッテリーが上がり

エンジンがかからない原因ナンバー1としてあげられるのが、バッテリー上がり。バッテリーが上がってしまえばエンジンはかけられません。

バッテリー上がりは、予防整備が可能です。バッテリーを定期的に交換する。オルタネーターベルトの点検から、ある程度の走行距離を走ったらオルタネーター自体を交換するなど。

たとえバッテリーを新品に交換したとしても、オルタネーターがダメになっていればすぐに上がってしまう。

バッテリーは3年を経過してきたら交換を検討する。オルタネーターベルトは亀裂や先細りなどを点検。オルタネーター自体は今の車なら20万キロを走破した時点でリビルトに交換しちゃうのがいい。

バッテリー上がりを回避する目的でもジャンプスターターを積んでおけば安心です。

セルモーターの故障

なかなか厄介なのがこれ。むしろこのセルモーターという部品には要注意です。

実質セルモーターが壊れてしまえば、AT全盛の時代エンジンがかけられなくなります。キーをひねったりプッシュスタートをオンにしてもセルモーターが回らない。

エンジンがかからないわけです。

本当に初期トラブルであれば、エンジンをかけることは可能。どうするのか?

一人にエンジンキーをひねりっぱなしにしてもらい、もう一人がハンマーの柄などを使ってコンコンと衝撃を与えます。

すると、寿命寸前のセルモーターは回ることがあるんです。これはしばらくエンジンをかけなかった車のフューエルポンプも同様。フューエルポンプの場合、インタンク方式だと衝撃をあたえることができませんけど。

セルモーターって、寿命がそれこそわからない。たとえ走行距離が20万キロを超えたとしても、1度エンジンをかけてからの距離が長ければさほど酷使されていない。

だけど、毎日毎日チョイ乗りばかりを繰り返していると、モーター自体が使われている回数は多くなる。

さらには塩カルをたくさん散布する地域は、モーター自体がに付着して壊れやすい傾向にもあります。こちらは走行距離と年数を見て交換に踏み切るのがいいかなと。

その見極めは15年15万キロ程度で交換してしまえばいいんじゃないかなと。まさにエンジンをかけられなくなるセルモーターには要注意。

火が飛ばない・燃料がこない

セルは回るけど、火が入らないという場合。

こちらもプラグなどの点火部品は定期的に交換をすること。2万キロを経過したら、もしくは10万キロを経過したらの交換。

コイルに関しては、ダイレクトイグニッションであれば、エンジンがかからなくなる前に不調を起こすのでわかりやすいです。

フューエルポンプにしても、プラグの焼け具合などを見て、予防整備で交換するのがベストですね。こちらも走行20万キロ程度で交換すれば今の車はほぼ大丈夫だと思います。

走行10万キロくらいまでは、細かい消耗部品を交換すればいいけど20万キロを超えてくるとオルタネーターやフューエルポンプなどを交換してしまうのがベストです。

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