外車のバッテリー上がりは前兆がわかりづらいので定期交換をおすすめします

一昨日の出来事です。うちの会社に登録のある車両を保有しているお客さんで、久しぶりに電話をもらいました。

「エンジンかからなくなっちゃいました・・・どうすればいいですか?」

車の情報を聞くと

「VWのポロです。」

とおっしゃいました。一応車両データが入っていたので、問診からスタート。どうやら、朝もエンジンがかからなくて家族にブースターを繋いでもらって会社へ出勤したとのこと。

お昼休みに心配になって、エンジンをかけられるか試したらうんともすんとも言わない・・。

このことから、バッテリー上がりが非常に可能性として高くなりました。オルタネーターなどの充電系統もあやしいけど、朝かからなかったエンジンをかけたあとは会社まで出勤できたことを考えると、バッテリーが一番怪しい。

その日は代車の予約が全て埋まっていて、電装屋さんと部品屋さんに片っ端からバッテリーの在庫を持っているかを聞いてみましたところ、すべて取り寄せになるという回答。

代車もないしバッテリーの在庫もない。なすすべがないわけです。家へ帰る為にバッテリーを付けがけしてあげることはできると伝えると

「このあとお客さんの家へマイカーで行かないといけないんです・・」

とさらに困ったことを言われてしまいました。緊急時に取っておく1台の代車も、この日は事故が入り営業に持って行かれてしまった。

工場の現在の状態を正直に話して、今とりあえずエンジンをかけてあげること。そして、お客さんの家から出発して家に帰る時もエンジンをかけてあげることを約束して出張に行きました。

お客さんはポロの前には国産車に乗っていて、

「外車って急にエンジンがかかるなくなるんですね・・・。」

と嘆いていました。

実際のところどうなのか?というと、その通りなんです。

僕も経験したことがありますが、国産車の場合バッテリーが弱くなってくると、セルモーターの回りが重たいよな・・って前兆が出てきます。それでもしばらくはかかるので、若干の猶予ができます。

しかし外車の場合、昨日元気よくかかっていたエンジンが明日には急にぱたっとかからなくなることがあるんです。これは何度も経験済みです。なので、外車のバッテリーこそ定期的に交換しないとこういう目にあってしまいます。

さらには国産車のように在庫をしている工場や電装屋さんがほとんどなく、大体が取り寄せになる。

今回のお客さんのようにどうしようもない

「詰み」

の状態に陥ってしまうことがあるのです。

写真に載せているのはずいぶん古いポロの作業時のものです。今回の車両はもっと新しい年式のものです。

・在庫はしていないことがほとんど

・前兆がなくて急にエンジンかからなくなる

このことから、外車のバッテリーは3年ごとくらいに交換することをお勧めします。立ち往生するよりはよっぽどいいですから。

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