グランディス NA4W タイミングベルト交換 4G69

三菱 グランディス
型式 NA4W

タイミングベルト交換


グランディス NA4Wのタイミングベルト交換です。エンジンは4G69。


まずはクーラントを抜きます。


右のフロントタイヤを外してその奥のカバーを外します


補機ベルトは1本がけです。ベルトがかかっている状態で、


ウォーターポンププーリーのネジを4本緩めておきます


ファンベルトのオートテンショナーを、緩みの方向へ12、5角のエクステンションを差し込んで移動させて
ドライバーを差し込んでロック


ファンベルトを外します


ベルトを外したら、オートテンショナーも外す。


右側にあるアイドラーも外します


クランクプーリーを外す

プーリーのセンターナットも外します。22mm


それでこのような状態


エンジンルームに移って、タイミングベルトカバーを外していきます。2分割


下側のタイミングベルトカバーには内部に配線が通っているため、まっすぐに引っ張って外します。
写真右側に写っているカプラーをも外しておきます


タイミングベルトとご対面ですが、続いてエンジンマウントを外しにかかります。


エンジンを下からジャッキなどで支えておいて、エンジンマウントを外す。

それとブレーキオイルのタンクの固定も外して、ちょっと右側へずらしておくと作業スペースができます


エンジンマウント


1番圧縮上死点へ合わせます

カム、クランク、バランサー、カウンターの4箇所の合いマークがそれぞれ合致していること


カム


クランク


バランサー(オイルポンプ)


カウンター


マークを合わせたら、ベルトがかかっている状態で各スプロケットのネジを緩めておく。

僕はすべてインパクトレンチで緩めました。マウントがついていないので
エンジンを上下させて、インパクトを入れて緩めることは可能です。

ただ最後に各スプロケットを規定トルクで締めるにはそれなりの工具が必要になります。
それらツールのない人は、ネジとスプロケットに印をつけておいて同じ位置までインパクトで締めるという方法を
とれば、そんなには規定トルクからは外れません。

とりあえずテンショナーを外してタイミングベルトを外します


この4G69というエンジンは、タイミングベルトを2本使っています。手前側が、基本的にはカムとクランクのタイミングを
合わせているベルト。奥にあるのがエンジンのバランサーを合わせているベルトになります。


クランクのスプロケットは2つあります。間にプレートが入っています


バランサー側のタイミングベルト。これがずれるとエンジンの振動がすごくなるわけです。

今回はすべてのオイルシールを交換するので、スプロケットを全て外します


オイルポンプのスプロケットを外したところ


2本目のタイミングベルトを外したところ


カウンターシャフトのスプロケットを外したところ。注意しないといけないのはこのシャフト、
手で奥に押すと中におっこちゃうんです。


オイルシールの交換に入ります


カムスプロケットも外しました。


オイルポンプのオイルシールを交換中


カウンターシャフトは中のカラーを抜いてからオイルシールを交換


新品へ打ち込み


クランクシャフトのオイルシール


そしてカムシャフトのオイルシール交換

これですべてのオイルシールを交換しましたので次にウォーターポンプの交換に入ります


ウォーターポンプは確か12mmのボルトで5本くらいで固定されています


ウォーターポンプを外しています


古いパッキンをはがします


新品のウォーターポンプに交換します


ウォーターポンプにはパイプが裏から接続されます。ここのOリングも交換


新しいポンプを装着します


完了。続いて各テンショナーやアイドラーを交換


アイドラー交換


カウンターとクランクのベルトテンショナーを交換


奥のタイミングベルトをかけて張りを与えます。これはマニュアル通りにやるのは大変なので、
元々の張りを覚えておいて、そして古いテンショナーの位置を覚えておいて参考にして張りを与えます


続いてカム、クランク、オイルポンプのタイミングベルトを取り付けにはいります。

クランクスプロケットの上に掃除したプレートを合わせて、もうひとつのスプロケットをはめます


装着


タイミングベルトをかけます


タイミングテンショナーに特殊工具を引っ掛けて張りを与えます。
僕は特殊工具は持っていないのでスナップリングプライヤーを使って二つの穴に差し込んで張りを与えました。

このテンショナーの位置はとても重要です。小さい穴がちょうど真下あたりに来るはずですが、
やりようによっては全く違う場所に移動してしまいます。

このテンショナーの穴の位置は下に来るように張りを与えます。

最初に説明した各タイミングマークがあっていることを確認して

そして、オートテンショナーのピンを抜いて数分間放置します


これでタイミングベルトの交換は終わりです
クランクを回して各タイミングマークが一致することを確認してください。

バランサーとカウンターがあるので、クランクシャフトは2回転回しても各マークは合致しません。
合致するまで回してください。

OKなら元に戻します


あとは元に戻していきます


各スプロケットは規定トルクで締め付けましょう。特殊工具がない場合はボルトとスプロケットなどにマークをしておいて
同じ位置まで締め付けるようにしてください

交換部品の一部。


グランディス NA4Wのタイミングベルト交換でした。

おそらくこの工程をお店に頼むと8万円前後になります

整備指数は3、7時間

交換した部品は

タイミングベルト
テンショナー
オートテンショナー
アイドラー
カムシャフトオイルシール
クランクシャフトオイルシール
オイルポンプオイルシール
カウンターシャフトオイルシール
ウォーターポンプ

タイミングベルトNO2
NO2タイミングテンショナー
クーラント
補機ベルト

以上です。

ちなみに重要部分の各締め付けトルクは

カムスプロケット 89±9N・m

クランクシャフトプーリーセンターボルト 167N・m (ワッシャー座面分とネジ部にオイルを塗布)

タイミングベルトアイドラープーリー 35±6N・m

タイミングベルトテンショナー 48±5N・m

タイミングテンショナーのアーム 21±4N・m

オートテンショナーの取り付け2本 23±3N・m

オイルポンプスプロケット(バランサー) 54±4N・m

カウンターシャフトスプロケット 45±3N・m

NO2タイミングベルトテンショナー 19±3N・m

このエンジンのタイミングベルト交換のコツは部品の位置関係をよーく覚えておく
この1つに尽きると思います。

尚このやり方は整備マニュアルとはかなり違った方法ですので参考程度にしてください。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする