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グランドツーリングカーと走る喜び

time 2015/05/08

グランドツーリングカーと走る喜びというタイトルです。
本日、ちょっと古いカローラが定期点検で入庫してきました。この車両は、横置きのFFながらマニュアル搭載車です。
一昔前には街中で散々見かけた車です。さすがに古くなってきて、アチコチにガタが出始めて来ていますが、チャンちゃんと定期点検を入れてくれて、予防をしております。
車検でタイミングベルト交換一式とマフラーの穴、フロントブレーキホースやらいろいろと交換しないといけないときがあったんですよ。そのとき、代替を薦めてみました。
その時のオーナーの一言

「この車はな、走るのが楽しいし、操作するのがおもしれぇんだ」

走行もうじき10万キロ。何だかストレートの直球な返答に僕は心を打たれてしまった。
それ以来僕はこのオーナーの人に代替の話を持ち込むのは辞めている。すべて予防修理などのそういった会話である。
前置きが長くなったけれど、グランドツーリングカーとは一体なんぞや?であります。
今GTを名乗っている車で、乗っていてどれだけ楽しいと思う車があるだろう?
自分で操作する喜び、走る喜び。近年の車はどんどんと電子制御されて、トランスミッションはオートマ全盛。確かに運転は楽だし、安全。疲れない。
今メーカーから発売されている車の9割はオートマであって、マニュアルは1割程度。
ワカモノの車離れがマスコミで取り立たされているが、彼らはやはり運転を楽しいと思わないらしい。
車は移動するための道具であって、所有する必要も特にない。カーシェアリングも流行ってきている。
そういう根底にあるのは、車から発せられるワクワク感というものがなくなってきてるからじゃないのかなと。
今の4ドアセダンにのっても全然面白くない。電子制御で固められた高級車に乗っても面白くない。
もっと人間が入る余地を残しておかないとドンドン車は移動するだけの道具になりさがり、魅力がなくなってしまうのではないか?
操る喜び。走る喜び。これらを車からなくしてはいけないのだ。
オーナーが帰り際に言ったこと

「俺の家に納車するときさ、ガンガンエンジン回してこいよ。面白いぞ」

僕は、このカローラに走る喜びと操る喜びを確かに感じることが出来た。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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