車のヒーターが効かない原因と修理費用は?

冬が到来して、だんだんと寒くなってきた。そろそろ車のヒーターを使うか・・・。

と、ヒーターの温度をHOTに回してもヒーターが効かない。困ったな。というケースがよくあります。これは、冬にならないとヒーターを使わないため、前々から壊れていても気がつかないケースが多々あるのです。

では、車のヒーターが効かない原因とその修理費用はどの程度かかるかを冬ならではで考えてみました。

まず車のヒーターの仕組みですが、車のヒーターはエンジンを冷却している冷却水によって暖められています。エンジンを冷やした後の冷却水は熱くなっているので、その冷却水を室内のヒーターコアへ引き込みます。そこからブロアモーターと呼ばれるファンモーターで室内へヒーターとして風を送っている訳です。

ヒーターはマニュアル式とオート式がそれぞれあります。

車のヒーターが効かないということは、これらに原因があるという事になります。


車のヒーターが効かない原因

1、サーモスタットが不良で冷却水が暖まらない

2、ヒーターコントロールワイヤーが動かない、もしくは切れている

3、ヒーターブロアモーターが回らない

4、物理的に冷却水が入っていない

5、オートエアコンシステムの不良

6、ヒーターミックスダンパーの故障

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この辺りが考えられると思います。それでは順に解説と修理代を算出してみたいと思います。あくまで参考値程度で考えてくださいね。


1、サーモスタットが不良で冷却水が暖まらない

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ヒーターが効かない一番メジャーな故障というのがサーモスタットの不良です。サーモスタットは、エンジンをある程度早く暖める為に、冷却水の通路を封鎖する部品です。温度が適正になったら弁を開いて、エンジンの冷却ラインの全てに循環させる仕組みです。この弁が開きっぱなしになっているため、オーバークール気味になっているという事。信号待ちでは水温計があがるけど、走行するとすぐに水温が下がるという時はほぼサーモスタットの故障です。

サーモスタットの部品代は2000円前後。ここにクーラントを補充する値段と工賃がはいると、サーモスタットの修理代としては大体5000円〜2万円くらいになってくるかなと考えられます。サーモスタットの取り付けが複雑な車は、工賃がかさみます。ホンダのバモスなどはクーラントのエア抜きも大変ですから。


2、ヒーターコントロールワイヤーが動かない、もしくは切れている

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これはマニュアル式のヒーターの場合です。よく温度調整がレバーでがちゃがちゃと動かして選択するタイプのものなんですが、このレバーとヒーターコアの開閉部がワイヤーでつながっているんです。このワイヤーが切れたり外れたりしていると、温度調整を動かしても効かなくなるという訳です。

ヒーターコントロールのワイヤーは部品で2000円程度が多いです。ここに工賃がはいってくると、ヒーターコントロールワイヤーの修理代は5000円〜1万円程度になってくるかなと。

ちなみにこれは裏技があって、レバーにつながっているワイヤーの先にヒーターコアとの連結部があります。この連結部を手で動かしてやるとヒーターを直結で動かす事ができるんです。ワイヤーのガチャガチャタイプのものは応急処置が効くという事を知っておいて損はありません。


3、ヒーターブロアモーターが回らない

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ヒーターの風です。スイッチを入れても全く風が出ないというケース。これはブロアモーターと呼ばれる風を起こす為の送風機のモーターが動いていない事が原因になります。この場合、考えられるのが電源が入らないか、ヒーターブロアモーターの故障か、ブロアレジスターの故障になります。

診断方法は、まずはブロアモーターにつながる配線を探してカプラーを抜きます。スイッチを入れた状態で、そのカプラーに12Vの電源がくればモーターが壊れているという事がうたがえます。ただ、すぐにモーターと決めつけてはいけません。モーターの手前にあるレジスターと呼ばれる抵抗が切れていたりすると、これまたブロアモーターは回りません。最終的にはブロアモーターを取り外して、ブロアモーターのカプラーが刺さる部分に直結で12Vの電源を与えます。これでモーターが回るようでしたらレジスターが壊れています。もし12V自体がブロアにつながる配線自体にきていなければヒューズと配線が怪しいです。

レジスターは3000円程度。ブロアモーターは7000円前後程度です。疑わしい時は一緒に交換してしまうのもいいかもしれません。ヒーターブロアモーターが回らない修理代金はおおよそ15000円〜2万円程度くらいではないですかね?


4、物理的に冷却水が入っていない

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これはちょっと厄介です。冷却水が入っていなければヒーターは効きません。もう一つ。冷却水のラインにエアが混入しているとこれまたヒーターが効きません。最初は冷却水を規定量まで補充してみます。そしてエア抜きをしてヒーターが効くかどうかがポイントです。ヒーターが効くけどまた効かなくなるなんていう時はもしかしたら冷却水が漏れている可能性が多いにあります。外に漏れた形跡がなくても、室内のヒーターコアから漏れるという事もよくあるので注意が必要です。

冷却水が入っていない修理代は、これはピンからキリまでですね。室内のヒーターコアが漏れていたら、室内のインパネを全部剥がさないと外れない事が多く、工賃が相当かさみます。

なので、5万円超の修理代を覚悟しておいてください

こういった添加剤を使えばある程度の水漏れなら応急処置として直す事も可能です。


5、オートエアコンシステムの不良

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6、ヒーターミックスダンパーの故障

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この2つは似ているので一緒に解説します。まずはオートエアコンシステムの不良。オートエアコンは、手動でカチャカチャやるタイプのヒーターじゃない、ボタンとかタッチパネルとかで操作するタイプです。このECUや基盤などのシステムが壊れているということ。

そしてヒーターミックスダンパーというのは、オートエアコンでスイッチを入れた時に、ヒーターコアの温度調整を動かす為のモーターです。これが壊れていると、いくらオートエアコンで指示を出しても温度調整がきかないわけです。

オートエアコンシステムの不良の修理代は5万円から10万円オーバーを覚悟してください。

ヒーターミックスダンパーの不良なら1万円から3万円程度だと思います。


冬になると必ず必要なのがヒーターだと思います。寒い車の中なんかまっぴらですよね。やはり手動式の方が、ある程度はリカバリーが可能です。オート化されてしまうと、なかなか応急処置ができないので困ります。

車のヒーターが効かない原因と修理費用について考えてみました

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コメント

  1. 元スバルの糞メカニック より:

    私が新人の時に先輩から教わったブロワモーターの診断法は、
    最大速で回って、それ以下の段で止まるなら、モーターは一応OK
    レジスターお亡くなりでした。

    • MHO より:

      ブロワモーターが動かない場合、バッテリーから直に12Vの与えると、ショックでお亡くなりになっていたモーターが復活するケースがあります。
      そういった場合、判断がとても困ってしまいます。いわゆる壊れかけている状態ってやつですね。
      安いレジスターなら一緒に交換するのがベストですね。