久しぶりの牽引作業

先日久しぶりの牽引作業を行いました。牽引を一緒に行ったのは後輩。
いつもは息のあった先輩と一緒に行っている牽引を後輩にも伝授しようと思ったのです。
牽引する車はクラッチがまったく滑っている症状の日産キャラバン。
牽引作業はそれぞれ役割がある。前を走って引っ張る車はとにかく車2,5台分くらい長い車を操っているということを理解すること。牽引するとなるとその前から後ろまでの長さは10mくらいになってくる。

自分がいけると思った交差点のタイミングでは危ないのだ。もう一台きちんと余裕を持ってわたれるのを確認してから交差点は曲がる。そしてむやみなスピードは出さない。後ろを担当するとよくわかるけれど、下手な前走車の後ろほど怖いものは無い。牽引ロープなど2m足らずしかないのだ。
この2mの車間距離で後ろの車は反応しないといけない。

後ろの車は基本的にブレーキを担当する。交差点で牽引ロープをたるませないようにするためには後ろの車両が制動をかけるのがいい。前の車が制動をかけてしまうと、後ろの車の反応が遅いと最悪追突をする危険性をはらんでいる。
そんなことを踏まえて後輩を前走車としての牽引を行った。しかしやはり怖かった。明らかにオーバースピードだ。ブレーキングもたまに唐突に行うし、危うく追突しそうになった。
牽引というものがまったく分かっていない。
息のあった牽引であれば恐怖は感じないが、さすがにびびってしまうほど怖かった。
助かったと思ったのはキャラバンのエンジンがかかったことだ。エンジンがかからない車の牽引はさらに難しくなる。パワステがきかなくなるし、ブレーキブースターもきかなくなる。
危険はいっぱいなのだ。もし牽引をだれかと行おうと思うときは、ぶっつけ本番ではなくて、広い場所で試してからやるのが良いと思います

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