真冬なのにオーバーヒート。その意外な原因とは

三菱トッポです。
この車はかなーり困難な車。

今年一番の難関整備となりました。

もともとヒーターが効かなくなる、
エンジンが急に停止した
とか

いろいろといわくつきの車なのです。

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MTで、先日MHOがクラッチを交換した車両です。

それが3ヶ月たって車検で預かりに行きました。

クラッチをOHしたときは夏。
車検は冬になりました。

車を預かりにいったのもMHOで、
その日は雪がちらつくほど寒かった日。

会社に向かう最中、異変に気づきました。

水温計がかなりレッドゾーンへ突入して来たのです。
やばいのでヒーターを全開にして水温を下げようと思ったら
ヒーターが全く効かない。

会社はすぐ近くなので、
ヒーターを全開にした状態で到着。

すぐにボンネットを開けると予感が的中。

クーラントのサブタンクが空。

エンジンが冷えるのを待って、ラジエターキャップを開けると
冷却水が入っていない。

どの位水が入るか試してみると

1リットル以上入ってしまう始末。

クラッチをOHする際、ラジエターを外しているので
もしかして、ホースが上手はまっていないかなど
いろいろと頭がよぎった。

リフトアップしてみると、エンジンのほうにクーラントが噴いて乾燥した後。
そのほかは以上がなかった。

これはなんか因縁を感じるため、
整備担当は任せてもらった。

どうもクラッチをOHした後にオーバーヒートした
そんな感じでした。

車検整備を終えて、じっくりと故障を診断することにした。

まずは冷却水を入れて、オーバーヒートが起こるかどうかを試乗。

しかしどんなにぶん回しても一向にオーバーヒートの予兆はなし。

いったん工場に戻って、冷却系統を点検した

サーモスタットを外して点検。
異常なし。

ラジエターを外して点検
異常なし。特に詰まり無し。

ウオータージャケットにつまりがあるかどうか?
異常なし。水の通りは良し。

ここでひとつ、異変に気づきました。

おもいきりレーシングを続けていると
水温が上がった際に回る電動ファン

この電動ファンの回り方が、異常に遅い。

ちなみにエアコンスイッチを入れると全開でファンは回る。

これはおかしい。と、思って水温センサの抵抗を測定

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水温センサは異常なし。

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セレクトモニターをつないだ状態で試乗。

そうすると、少しわかってきた。

電動ファンは水温センサが99度になったら微弱でまわるという事実。

クラッチをOHした際は夏だった。

これは推測ですが、この車両は1万キロ前後で過去2回もクラッチをOHしています。
オーナーは耳の遠いおじいちゃん。

発進時に相当な回転数でクラッチを半クラのまま
ミートして発進します。

夏場に、電動ファンの回りが微弱な故障を抱えていて
オーバーヒートした。

状況を再現しようとしても、

夏場は外気温30度

今は外気温0度

いくら回しても外気温が寒いのでオーバーヒートを再現できなかった。

と、まぁこういう結果に至ったわけです。
とりあえず仮説はたてることができた。

ではどうして電動ファンの回りが弱いのか?

ちなみに三菱のディーラーに効くとトッポは

88度で電動ファンが回りだすということ。

少しデータをもらって、電動ファンの横についている
ヒーターコントロールユニットの電圧を調べると異常。

どうやらこれが故障しているそうだ。

新品に取り替えると、ファンは正常に回るようになりました。

故障したまま納車したとしても春先くらいまでは正常に走ることが出来たと思います。
同僚にも、このまま収めて、様子を見てもらえと言われましたが

夏場に必ず再入庫するだろうという確信があったので、

原因にたどり着けてよかったと思います。

以上、トッポの難関整備でした

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