自動車評論家とその仕事

僕は、一時期自動車評論家という仕事にもあこがれたことがある。
しかしながら、いろいろな本を読み漁っているうちにどうも考えていたものとは違うなと思うようになってきた。
自動車評論家の仕事というのは、基本的に自動車を紹介したりするのがメインだ。試乗記を書いたり、構造などを解説したりしたものを雑誌やWEBサイトに寄稿する。
彼らの情報源は自動車メーカーである。自動車メーカーに評論家として、覚えてもらい、広報部に
広報カーを借りたり、新車の発表会にお招きいただいたりするわけだ。
自動車メーカーは、やはり自社の車を高く評価して雑誌に掲載してもらいたいわけである。なので、自社の車を批判するような評論家には、発表会の案内通知などを出す必要がない。

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実際にそうなのかもしれない。そうして、自動車評論家は褒め称えた文章をカー雑誌に寄稿する。
それを見たユーザーがそのままに車を買うというわけである。
もし自動車メーカーとのパイプがなければ、その車自体をインプレッションするということすらできないので、自動車メーカーとのパイプは必要不可欠なのである。
これって何か健全ではないと僕は思った。僕自身は、自分で自分のメディアを作り上げていこうと思っている。
なので、他のカー雑誌に寄稿をしてくれという依頼がきたとしても考えてしまう。
率直な自分の意見を出せないかもしれないからだ。ここが駄目。あそこが駄目。いつになったらこのオイルもれなどの弱点を直してくれるのか?そういうことを書きたいなと思うからだ。
これからは、自動車評論家の意見もそうだが、WEBサイトに寄せられる生のユーザーのレビューのほうが信憑性が高く評価されてくるのではないだろうか?僕はそう思っている。
なので僕は、自分の意見を率直いえる媒体を持ちたいと思い、日々成長させているのである。

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