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重整備のコツ

time 2014/10/26

重整備のコツ

自動車整備士になりたての頃は、簡単な作業しかできなかったわけですが、先輩整備士が重整備をやっているとどうしてそんなことができるんだろうかと不思議に思いました。疑問に持ったことはただ一つで、よくそんなにバラバラにして覚えていられるよなということ。車には何本ものネジが使われている訳です。その1つ1つを記憶していられる先輩がすごいと純粋に思ったものです。

 

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実際に僕も10数年自動車整備士をしていますが、段階を踏んでいったので重整備もできるようになりました。ではどのように重整備を行えばミスが少ないかというと、

「ネジをその部位部位でまとめておく」

ということ。これは僕が実践している重整備の方法ですが、例えばシリンダーヘッドをOHするために外さないといけないとなったとします。タイミングベルトを使っている車であれば、タイミングベルトカバーのネジはカバーと一緒に。インテークマニホールドのネジはひとまとめに。エキマニのネジもひとまとめにしておく。こんな感じでカテゴリー別にネジを保管しておくといいんです。昔の3G83というエンジンは、ウォーターポンプのプーリーのネジとクランクプーリーのネジが似たようなネジですが若干長さが違うんです。それを間違えて取り付けると、干渉してしまう。

一緒に働いている整備士たちは、ネジをひとまとめに保管している人もいます。だけど、おそらくなんですが、同じネジを同じ場所に取り付けることは無理じゃないかなって思う時があります。特に初めて整備する車だと、ネジ1本1本を分解するのも初めて。ある程度何度か修理したことのある車ならいざ知れず、初めての車で同じように組み付けるのはカテゴリー別ネジ保管作戦が最高です。

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ネジを同じようにつけなくてもいいならそれでもいいけど、僕は同じ場所には同じネジを使いたいのでそうするようになりました。

でも整備士を長いことやっていると、この場所にはこういうネジを使っている筈だなということはわかってきます。例えばエキゾースト系統ならネジの素材が違う。錆びにくいネジや熱に強い素材のネジをつかっています。そして、強度がついているネジを使っている部分など。ネジを見ればある程度どの辺りに使われているネジなのか整備士を長いことやってくるとわかってくるものです。

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そういった重要性のない部分のネジであれば、汎用のネジでもいいんですけどね。

重整備ってはじめてやる時はとても好奇心と恐怖が渦巻くような感覚に陥ります。ですが、やり遂げた後はあっけないものなんです。ようするに一歩前を向けるか。勇気を出せる人間、いつまでも成長をしようとする人間でないとなかなか整備士って勤まらないかもしれないですね。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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