高速道路が完全無料になったらどうなるかを整備士的に考えてみた

民主党のマニフェストに高速道路の無料化というものがありましたよね。それがもし実現されていたらどうなっているかを考えてみました。

高速道路の無料化が起きるとどうなるか?
まず当然のことながら交通量は下道と高速である程度分散するので、下道の渋滞は少なくなってくるでしょう。

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ある程度日数がたってくると、じゃあ無料なんだから高速に乗るか。という人もたくさん出てくる。
怖いのは、高速道路に慣れていない人が高速に進出してくること。これは当然ですが車にも当てはまります。
高速などあまり乗らないオーナーがいきなり高速に乗る。
つまり高速道路用のセッティングにされていない整備不良車がたくさん高速に上がってくる可能性があるということ。
タイヤの増し締めや空気圧なんか点検もしないで高速道路にのる。
エンジンの調子がイマイチなのに高速道路に乗る。
こういうことが日常茶飯事になってくる。
高速道路のトラブルのナンバーワンはタイヤのパンクやバーストだそうです。
先日低電圧講習に行った時に一緒になった
JAFの整備士はそういうことを恐れていると話してくれました。
整備不良の車は山ほどある。高速道路の車の負担を甘く見てはいけない。特に高速道路に慣れていない人で、車の整備をあまりしない場合は注意が必要です。
高速道路が無料になるのはいいことですが、故障やトラブルが増えるのは困ったものになってしまう。
高速道路が無料になって高速を利用するときは必ず一度ガソリンスタンドでもいいですから
車を高速用に整備してもらいましょう。

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コメント

  1. 北の整備マニア より:

    「高速も、今のように土日千円というルールもなくなるので」
    2011年6月に終了しています。

  2. MHO より:

    すみません。これも古い記事をそのまま掲載してしまっています。

    修正しました