ミニキャブV 福祉車両のリヤゲート降りない修理

本日はちょいとレアな整備。
レアもレアです。
福祉車両の整備です。

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三菱ミニキャブV 福祉車両。

どのような福祉装備かというと、車椅子の患者さんをリヤゲートから簡単に
車へ載せることが可能な使用。

いわゆるリヤゲートを開けると、パワーゲートが下まで降りてくれるものです。

近くの介護施設にて購入いただきましたが、
その肝心なリヤゲートが動かなくなってしまったというトラブルです。

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リヤゲートを開けると

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パワーリフトゲートが付いています。

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リヤバンパーもドア式になっています

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この状態で、ギヤをパーキングに入れてサイドブレーキをかけておきます。
これでリモコンにてゲートを上下させることが通常可能

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しかし、リモコンを操作しても全然反応しないゲート。

どうやら電源が入らない感じです。

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バッテリーケースの横にヒュージブルリンクがあります。
しかし切れていない模様。80Aのものでした

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もう一つ5Aのヒューズが付いていますが、切れていません。
どうやら電源が入らないのは他の理由があるみたい。

リモコンを分解してみましたが、簡単な配線のみ。
サーキットテスターで導通試験をしたけれど、リモコンのスイッチは正常でした。

電源回路は正常、リモコンも壊れていない。

なんらかの安全装置が働いているようです。

ふと、あることに気づきました。

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リヤハッチのルームランプが付いていない。
ある程度暗いところであってもゲートを操作できるように、ランプが付くはず・・・

もしかして・・

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リヤバンパーを下ろした状態の場所に、ドアスイッチ発見。
ぽちぽちと押してみると

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ルームランプが点いた。

これでもしかして

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うごいたパワーゲート

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完璧だ!!

原因はこういうものだった。
バンパーを下ろして、通常ならリヤハッチに備えられているルームランプが点灯するはずなんですが、
それが点灯していない。
つまり、車両はリヤゲートが開いていないですよ。この状態ではリフトは操作できませんよと
認識してしまっているものでした。

ドアスイッチの接触不良にて、リヤゲートが動かなかったと

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そんなわけで、錆びていた接点を磨いて

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動きを良くしてあげたら、接触不良は治りました。

ここでポイントになるのは、もし福祉車両でゲートが動かなくなったら、
リヤハッチについているルームランプが点灯しているかどうかを点検しましょう。

もしライトが点いていないのであれば、ドアスイッチの接点不良が原因で
リヤゲートが動かなくなっているかもしれません。

と、いうわけで福祉車両のリヤゲートの修理でした。

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