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納車引き取りのいいところ悪いところ

time 2016/05/07

納車引き取りのいいところ悪いところ

うちの工場は昔ならではのシステムを大切に使っている。その一つが納車引取り制度だ。
今周りの整備工場を見渡しても、納車引取りを主立って行っている工場は少なくなってきた。
納車引き取りは読んで字のごとく。お客さんの車を家まで預かりにいって、整備が終わったら届ける。
という宅配システムだ。この納車引取りの良いところ、悪いところを考えてみた。

まず良いところとして、かゆいところに手が届くサービスだともいえます。うちの工場は納車引取り料金は一切タダ。無料だ。ひどいときなど片道20kmくらいかけて無料で車を取りに良く。

高速道路を使って取りにいくことだって良くある。それでも納車引取り代金はタダ。

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このおかげで、整備する時間が減ってしまうのが一つ目のデメリットかもしれない。実際のうちの工場では整備士が純粋に整備をしている作業はお昼を食べてから納車までの実に3時間から4時間である。
実際に整備士がまともに整備作業を純粋に行っていれば収益はもっとあがるだろう。

整備士になって納車引取りのいいところというと、いろいろな車に乗れるということ。お客さんの車を届けるという仕事だけど、車種は様々だ。ボクはNSXにも乗ったし、Z33にも乗ったし、トゥアレグにもパサートにも乗った。GT-Rにも乗った。いろいろな車に乗れるということはとても良いことだ。
そして気分転換になる。実際に最初から最後まで整備だけをするというのは、性に合わないかもしれない。
外に出ると気分転換にもなるし、これで丁度いいんだとみんなが思っている。

逆にデメリットは、納車引取りで狭い家に車を配達するときだ。これはもう緊張ものだ。
先日もものすごい狭いところから10回オーナーが切り返してエスティマを出してくれた。納車は車庫まで行わないといけない。僕が納車してきたけれど、もう緊張しっぱなしだ。
オーナーが出てきて入れてくれれば幸いだけど、家族の人だと

「車庫まで入れてもらわないと困る」

となる。オーナー以外その車をその場所にいれることがないからだろう。これが一番おっかない。
ディーラーも他の工場もほとんどが持込を促している。うちの工場ももちこんでくれた人には値引きをするなどといった処置をしているが、メリットとデメリットをふまえて納車引取りは悪くもないなぁと思えるのであった。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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