抜けない割りピンは厄介だという話

車検で預かった友達のヴィヴィオ。フロントの足回りはほぼ壊滅状態であった。
交換しないといけない部品をあげていくと、ドライブシャフト左右。ロアアーム左右。そしてハブのベアリング左右だ。ドライブシャフトは異音がすさまじく、ロアアームはガッタガタ。ハブはそれに伴いベアリングもガラガラ状態。
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おいおいおいおい。どうすりゃこんなに一気に痛むんじゃいと思った。これら一連の作業をするにはタイロッドエンドとナックルの結合を外す必要がある。受け入れ担当をした先輩はどうやらタイロッドエンドの割りピンが錆びて固着して外れないが為に、無理やりネジを回してタイロッドの確認をしたようだ。
まぁそんなもの何とでもなるだろうと、とりあえず指示書にしたがって作業を始めていた。

ドライブシャフトを抜いて、ハブのベアリングを交換。ナックルとハブを合体させて、ナックルをつける前にロアアームを交換する。そんなに手間な作業ではない。1時間もあれば全部終わる作業だなと黙々とこなしていた。そして最後にタイロッドエンドをナックルに結合して終わり・・・
というときに思い出した。そういや割りピンが抜けないんじゃなかったっけ?

いろいろと試してみた。まずは釘のようなもので打ちぬけないかを試してみた。これがなかなかに頑固で少しは動くんだけど、ニッパーでつかめるほどではない。うーむ。困ったなぁ。
手荒なまねはあまりしたくないんだけどな・・。

いろいろな材料を使って打ち抜こうと思ってみたけれど錆が強力すぎで駄目だった。結局
ドリルで穴を開けて割りピンを通すという方法しかなくなった。たかが割りピンだけれど、抜けないと作業工程が大幅にとられてしまうなぁと思ったしだいでした。
抜けない割りピンは厄介である。

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コメント

  1. 元スバルの糞メカニック より:

    まず、銅ハンマーでキャッスルナットをまんべんなく叩いて
    ノックピンポンチで叩き出してます!

  2. MHO より:

    この錆びた割りピンは最悪ですよね。すごく時間が取られてしまいます。