OIL事件
それは今から5年くらい前の事でした。確かお盆くらいだったかな?
新車の180SXを買って3年目くらいのことだったかな?
オイル交換フェチのチームMHO兄はエンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル
の交換はかかさず行っていました。
自分の相棒の管理は怠りたくないのですね!
親父なんかもそうですが、MHO家では新車を買ってとことんノリ潰す派なのです!
ですので日ごろのメンテナンスはかかせません。
大体は自分でジャッキ上げて交換するのですが、行きつけのSHOPでたまには
リフトに上げてもらい、総チェックがてら全交換してもらおうと行きました。
色々と雑談をして、オイルを全て交換してもらいました。
そこのショップは量り売りはやっていないので、缶ごと買います。
そうして余った分はお持ち帰りというコースが定番なのです。
いつものように180SXの助手席にあまったオイル缶を乗せて、家に帰ろうとしました。
「うーんさすがにオイルを全て変えると調子いいなぁ!最高だ!」
エンジンオイルを変えたことでの吹け具合
ミッションオイルを変えたことでのギアの入り具合
デフオイルを変えたことでのデフの効き、騒音具合
どれをこれも、体感するには有り余るほどの効果をもたらしてくれました。
そこのショップはオイル交換工賃が全て無料なので、満足していました。
国道から県道へ。そしていつもの道へ。
チームMHO180SXはそれはそれはスムーズに走って家路につこうとしていました。
そこに一台のヘッドライトが!
「あぁん?まさかあおってきているんかいな?」
ヘッドライトは徐々に距離を狭めてきました。
「ふっ!いいだろう!オイルを変えたばかりの俺を・・・
抜けるものなら抜いてみな!」
そこはいつも通っている道!最短距離をトレースするにはもはや慣れきっていました。
良く見るとヘッドライトは1つ!
「バイクか!?上等!」
チームMHO180SXは持てる力を振り絞って、田舎道を走りました!
考えうる最短の道をトレースしながら!
しかぁし!
一向に後続のヘッドライトは消えません!
レブリミットまでぶん回されるSR20DET!
17インチにインチアップしたばかりの、アドバンM7Rのもてる
グリップを全てつぎ込んでの立ち上がり!
しかし奴はついてくる!
「何者だ?奴はこの道を熟知している!」
思い当たるフシはひとつもありません。一体何者なんだ!?
そろそろ家見えてきました。ここまでついてくるとは本当に近所の人間なんだな!
こんなバイクいたっけぇ?そう思いながら家の敷地に180SXを入れようとすると、
なんとそのバイクも家の敷地に入ってきました!
バイクはKAWASAKIのぜファーχでした!
ここまできたら、皆さんもうお分かりですね!?
ヘルメットを脱いだその中身、
「よお!俺バイク買ったんだ!見せに来た!」
愚弟参上!
そう!さんざんあおってきたバイクは、弟でした!
「見慣れた180SXがいたから追ってみた!」
そういえば先日バイク買ったって、携帯に電話してきたなこいつ・・・。
そりゃ走りなれた道なわけだ!追ってくるわな!
「親父達いないだろ?バイク買ったなんてバレたら
殺されるからさ〜。俺は行くよ!もう!んじゃ!」
そういって彼は八王子まで去っていきました。そりゃ夏休みがある学生はいいよな!
馬鹿な愚弟が去った後、ショップから持ち帰ったオイルを物置にしまおうとすると
なんてこった!!
オイル缶が助手席で倒れて、
オイルが漏れている
ではないか!!!
慌ててフロアマットをどけると底にはオイルの池が!
考えてください!オイルですよオイル!それが買ってまだ2年位の180SXの
助手席に大洪水!(泣)
何がおこったぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!!
しっかもギアオイルってのは臭いんですよ!まじで臭い!
あの愚弟ィィィィィィィ!
野郎があおってこなければこんなことにはならなかった!
むっきぃぃぃぃぃぃぃ!
と、怒ってみても大人気ない!そこはチームMHO兄寛大です!
知り合いの日産の人にクリーニングの電話をかけました!
「あ、お世話になっています!ええ、そうです。お世話様です。
今お電話大丈夫ですか?そうですか!実はオイルをですね、助手席に
こぼしてしまいまして、クリーニングをお願いしたいのです。ええ、自分の
ちょっとした不注意でこぼしてしまいまして、
ええ。宜しくお願いします。」
料金はどのくらいかかるか分からないとの事でした。
しかしさすがにそれほどかかりはしないだろう!そう踏んでいたので、
かわいい愚弟の失態を兄として、その時は許しました。
180SX一日入院!
そしてこんな請求と共に戻ってきました。
65000円
「いやーこれでもOILの臭いが完全に
消えたわけではないんですよ。
フロアマット、などは全てASSYで
交換しないと駄目で、特にギアオイルが
たち悪かったです。
それで頑張ったのですが、ここまでが
限界でした。」
等と言う説明などもはや
馬の耳に念仏!
俺はほんのり素敵なオイルの
臭いの漂う180SXの持てる
ポテンシャルを全て引き出し、
有休を取って愚弟の住む地へ
ブーストを上げた!
僕らはこれでチューニング代を稼いでます