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オイルフィラーキャップに付着した白い個体の正体は?

time 2014/10/22

オイルフィラーキャップに付着した白い個体の正体は?

整備の現場で働いていると、よく見かけるものがあります。それはオイル交換のときにオイルを注ごうとオイルフィラーキャップをを開けたら・・・・

「なんじゃこりゃ?」

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と、つい突っ込みたくなる白い白濁化した反固形物。クリーム状の白いものです。

最初は何なのかわからなかったんですが、いろいろと調べてわかりました。まずこの白濁化したものは、エンジンオイルに水分などが混入した時に生成されるものだそうです。いわゆるチョイ乗りと呼ばれる、エンジンが温まる前に目的地についてエンジンを停止する。といった使い方をすると、特に付着しやすくなります。

エンジンのブローバイガスからの不純物や、結露などの水分が混じっていくとこのような白い固形物を生成していきます。エンジンによっても生成されやすいエンジンが多いです。スバルの軽自動車ではよく見かけることが多いです。

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ただ、どうなのかといわれると早めに交換した方がいいよとは答えます。ですが、車によっては、説明書等に記載されていることもあります。オイルフィラーに白い付着物がついてくることがありますが、異常ではありませんといった感じです。それほど神経質にならなくてもいい所もあります。

エンジンを回さないで使っていると、また生成されやすいのも事実です。エンジンは暖機されて100パーセントの性能を発揮するようにクリアランスが設定されています。冷感時のまま使っていると、ピストンの膨張もまだ甘く、クランクケースよりブローバイが生成されやすくなってきます。そういったものが積み重なってこのような白い固形物を生成していきます。

白い固形物にも種類があり、この画像のようにかなり固形状のものであればよく見かけます。この場合、レベルゲージを抜いてみてください。レベルゲージについてくるオイルの色にさほど問題がなければ大丈夫。逆に本当にちょっとマズいケースもあります。それはエンジンオイルに本当の水分が回ってしまっているケース。

僕が遭遇したのは、オイルフィラーキャップが甘噛みしたままはめられていて、エンジンが異音を発生していた。オイルフィラーキャップは密着しないとパッキンの意味がありません。ここから水が侵入していくとオイルが希釈されて潤滑性能を失って行きます。こういうケースの場合レベルゲージに付着してくるオイルの色も、オイルを抜いた時の色もかなり白味を帯びているものです。このケースではメタルまではそんしょうしていなかったですが、カムシャフトが減っている音を出していました。明らかに潤滑能力が失われているということです。

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チョイ乗りで発生した白濁化したオイルはオイルフィラーキャップに付着するものがほとんどです。エンジンの中を確認したこともありますが、内部までは白濁化したものはついていませんでした。

あとオイルの添加剤によっても左右されることがあります。流動点降下剤の添加剤がよく添加されていないオイルがそうです。流動点降下剤はオイルが冷却された後オイルに含まれるろう分が結晶化するのを抑える働きがあります。

エンジンはある程度は暖めた後に止めましょう。そしてオイルのグレードはきちんとしたものを使用し、正しいスパンでの交換をすれば問題はないでしょう。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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