お客さんが車のオレオレ詐欺にあったかもと心配して電話をかけてきた。真相は笑えない出来事でした

一本の電話がなったんで、出ました。

いつものお得意さんの仮名でKさんとしておきましょう。

K「今日は悪かったな。この前車検に出したんだけど、修理しないといけないところがあったんだけか?」

???確か・・この人は半月前に車検をしてくれた人でした。

そんな話は聞いていないし、今日の予定表を見てみてもKさんの車両を預かることにはなっていませんでした。すぐに当時の車検の内容を調べてみたが、特に注目すべきところはなかった。

強いて言えばオルタネーターのベルトを交換したくらいだ。確かその時、僕がKさんに電話連絡をした記憶があった。担当した整備士ではなかったが・・。

噛み合わない話に、事情を聞いてみたら

今日、Kさんのお宅に車を預かりにきた業者がいたという。急に預かりにきたのかと聞くと、ちょっと前に電話があって治さないといけないところがあるから今日取りに伺うということだった。

うーんどういうことだろう。

Kさんとしては、その電話も今日取りに来た整備士も当社の整備士だと思っていたらしい。だが、今日Kさんの車両を預かる予定は全く入っていませんでした。

Kさんは、いつもと違うツナギをきた人間が取りに来たし、テレビをみていたらちょうどオレオレ詐欺のことをやっていたということで心配になって当社に電話してきたらしい。

ここでピーンときた。

もしかして・・・。

Kさんの車体番号でメーカーのHPにて検索をかけてみたらやっぱり。

リコールの対象になっていた。

Kさんにはリコールでディーラーが取りに来たのかもしれない旨を伝えて、近隣のディーラーに電話をしてみたら3件目でビンゴだった。

やはりディーラーがエアバックリコールで独自にお客さんの家に電話して実施させてもらっているということでした。

うーむそれにしても、業販をしている業者のお客さんへ直接ディーラーが電話をするのは基本NGというのが業界の流れでもあります。

そのお客さんが流れていってしまう可能性があるからだ。なので、我々販売店のお客さんの車がリコール対象になったら、メーカーは通知を出すにとどまるくらいにしているところがほとんどだ。

その通知を受けて、お客さんが直接ディーラーに問い合わせるか、我々に仲介をするかというのが販売店的リコールの流れなのです。

いやはや。オレオレ詐欺とはよくいったものですが、人騒がせな事案でした

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