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プラグインハイブリッドとガソリンの劣化

time 2014/11/03

プラグインハイブリッドとガソリンの劣化

プラグインハイブリッドって、EVとハイブリッドのいい所取りをした車だと思いませんか?その辺の近所に出かける時にはコンセントで充電をしておいて、基本的にEV走行をする。そうすることによって、ガソリン代の出費を抑えることができる。

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逆に遠乗りするときはガソリンを満タンに入れておけば何ら問題ありません。EV走行は走行距離が限られてしまいますし、充電施設はガソリンスタンドに比べるとインフラ設備が遅れています。そして充電施設があったとしても、ガソリンのように3分で満タンに給油ができるわけでもなく、急速充電器で1時間といった時間を充電に費やさないといけません。

ではプラグインハイブリッドを購入する人はどのような目的で購入するのか?

それはおそらくほとんどの人が近所をチョイ乗りするときはEVモードを使用するんだと思います。そうでないとプラグインハイブリッドを買った意味がないし、普通のハイブリッドとの価格差を埋めていくことができない。なのでバンバンとEVモードを使うでしょう。

そうなってくると疑問がわいてくるのがガソリンです。アウトランダーのPHEVで考えると、ガソリンタンクは45リッターあります。でも毎日毎日EVモードで走り続ければガソリンは一滴も使わないわけ。これってどうなのかということ。

エンジンにとっては新鮮なガソリンじゃないと調子を崩します。ガソリンは生もので腐るといった表現がされるように劣化します。劣化したガソリンを使うとノッキングを発生したり出力低下を招いたりするんです。さらに、エンジンをしばらくかけないでいる時間がながければ長いほど、エンジン自体にもよくない。インジェクターと呼ばれる燃料噴射装置は動かさないと固まってしまうんです。

こういうことを考えると、ある程度のスパンでエンジンをかけて燃料を入れ替えてやらないとマズいよなと。

調べてみたらやはり注意書きがありました。

アウトランダーのPHEVを例に挙げると、

「お客様の使用状況によっては燃料タンク内の燃料が消費されず長期間滞留して、燃料の品質が低下することがある。エンジンや燃料系の部品に影響を及ぼす可能性があるため、3ヶ月に一度エンジンを始動し、インジェクタや配管の燃料を流動させること」

このような記載がしてあり更に、長期間使用しない場合走行中に自動的にエンジンが始動し、燃料を消費するように制御されるそうです。このような理由でエンジンが始動された場合、マルチインフォメーションディスプレイに「エンジン・メンテナンスのためエンジンが始動しました」ということが表示されるそうです。

このシステム制御になってしまったら、ガソリンスタンドで1度に15リッター以上の燃料を入れないと警告表示が消えないそうです。2回に分けて15リッター入れてはだめで、必ず1回で15リッター以上の給油をしないと駄目なんだとか。

注意書きでは6ヶ月ごとに20リッター以上の燃料補給を行うようにと記載されていますので、EVモードのみで走り続けるのはエンジンにとって好ましくないということですね。

プラグインハイブリッドではガソリンの劣化に注意しましょう。

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