ポロ ワイパー高速モード動かない ハンドル脱着 ワイパーレバースイッチ修理 ハンドルの隙間から煙出た GF-6NAHW

ポロです。
型式はGF-6NAHW
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ハンドル付近から焦げ臭いにおいがして煙が上がった。ということでレッカーしてきました。
現状を確認すると、何も異常はでていません。果たしてなんなのか?

まず、ハンドルの下辺りのカバーを手当たり次第外していき、何かの配線がショートしたり焼けた後がないかどうかを
確認しました。ですが、そのような形跡はまったく見当たらなかった。

続いて車両をリフトアップすると、これは酷い。オイルがかなりもれている。試しにオイルレベルゲージを引っこ抜くと
全くゲージにオイルがついてきませんでした。

漏れたオイルがマフラーについて、煙が室内に入り込んだ説が高いかなとこの時は思っていました。

が、オーナーに何度も連絡を取ってその時の情報を聞いていくと違うらしい。
室内から焦げ臭かったという。

そこで、何か電気系統に問題が出ていないかを確認したら一つおかしいところがありました

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外車なので、ワイパーのレバーが国産と違って右側にあります。

このポロは、ワイパーの間欠モードは下に一つ下げることで設定します。

ニュートラルの位置から上へ一つずらすと手動でワイパーを少し動かすための設定。

上へ2段階動かすとワイパーが高速モードになるんですが、どうやってもワイパーが高速モードにならない。
スイッチが2段階上まで持ち上がらないんです。

ということで、原因を追究するために分解することに。

レバースイッチになんらかの異常が起こった可能性がある。まずはバッテリーのマイナスを外してひたすら放置。

エアバックを外さないといけません。

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ワーゲンのエアバックのはずし方は独特です。ハンドルを90度動かします

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ハンドルの後ろにサービスホールが2つ開いています。
ここに細いマイナスドライバーを突っ込んで、エアバックを止めている金具を解除する。

左右2箇所でロックされています。片側が外れたらハンドルを反対方向へまた90度動かして、穴をメーターの部分にして
ドライバーを突っ込んで金具を外す。手探りです。

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エアバックの配線を外す。この辺は国産と変わりません。

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ハンドルのネジは24mm。
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ハンドルを完全に外す。これでレバースイッチが現れます

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レバースイッチについている小さいマイナスを3本外す

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これで先にウインカーのほうのレバースイッチが外れます。ワイパーのスイッチはさらに奥

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ウインカーレバースイッチには問題はなさそう

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これがワイパースイッチ。カプラーが5,6個ついていますので全部外す

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これでスイッチが外れた

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このスイッチに異常があるかどうかを確認していきます。マニュアルも何も無しで
さらに分解していきます。この時点でディーラーでは部品を交換か?ちなみに新品12400円

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これがワイパー停止位置

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一段下へ下げて、これで間欠モード

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これが入らないはずの高速モードです。
マイナスドライバーでこじってなんとかこの位置に持っていくことができるが、かなり引っかかる。

この白いギザギザが問題かな?

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ギザギザを取り外してペーパーで少し山を緩やかにしてみました。

が、まだ高速モードへは入らない。

ここで気づいたのが、白いギザギザを外した状態でもひっかかりがあるということ。
どうやらここはシロらしい

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ひっかかるのは接点っぽい。ブラシの山になっている部分をペーパーで少しなだらかにして組みつけてみる。

だけど状況は変わらない。

ここで異変に気がつきました

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スイッチの裏にこげた跡がありました。これがかなり怪しい。ちなみに裏側です。
接点側はどうなっているかというと

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接点のちょうど真ん中に穴があいている。

と、いうことで大方なぞが解けました。

まず何らかの原因でワイパーのスイッチがショートを起こしてしまい、接点と接点の間に穴が開いてしまった。

この穴がいけない。

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この接点の上を移動するブラシの角の部分がここで引っかかってしまっていた。
なのでどれだけ頑張っても高速モードへ入れられなかった。

じゃあどうするか?

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裏からプラスチックを強引に押し込んで接着。穴を塞ぎました。

この状態であればスイッチはスムーズに移動することが出来るようになった。

が、いざ車両に組みつけてみるとまた動かなくなった。どうやら出っ張り部分がハンドルのシャフト部分に干渉して、
接点側へすこし飛び出てしまったらしい。

このプラスチックの厚みをツライチまで調整して再度組み付けたら大丈夫。

あとはキチンと動作するかどうか

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試してみたら問題なし。

新品にすればなんてことはないんですが、あえて修理するという方向をとった理由は

この車両はあと半年後に車検を向かえる。

オイル漏れがかなり酷く、マフラーも穴が開いていて、走行距離は12万キロオーバーであるということ。

おそらくこれらを考えれば次に車検を通すにはかなりのお金が必要になると思い、代替の可能性があるからです。

ちなみに、正規ディーラーに問い合わせてみたら、ベテランの整備士が同じ型式の車両で1回だけ似たようなトラブルを経験したらしい。

そのトラブルはやはり室内から煙があがったというもの。どうやら埃が原因ではないかとその整備士は言っていた。
ただ、今回のようにスイッチに微妙な穴が開いていたということではなく、ワイパーは正常だったという。

まあとりあえず直ってよかった。

ポロのワイパー修理でした。

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コメント

  1. サンバーTT2 より:

    毎回思う事ですが、MHOさんてやっぱり素晴らしい整備士ですよね!
    ユーザー思いで、機転が利く!!
    出来る事なら、自分もMHOさんみたいな整備士に車をまかせたいと思います。
    なんでもかんでも、部品交換で直そうとするのではなく、臨機応変に対応する修理の仕方!!
    今後もずっと、この様なユーザー思いの整備士であって下さいね!!

    • MHO より:

      僕はどちらかというと、現場で腰を下ろして修理というよりは出張などでその場にあるものを駆使してなんとかする。といったポジションにいたことがあるので・・。