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プロがやるべきエンジンオイル交換とは

time 2014/10/10

プロがやるべきエンジンオイル交換とは

エンジンオイルの交換は、世間で一番知られているメンテナンスです。

免許を取ったばかりのユーザーであっても、オイル交換はしないとまずいということは、ある程度認知されてきています。DIYで初めて自分でやる整備としてもオイル交換は広く浸透しています。

では、DIYで行うオイル交換と、プロが行うオイル交換って違いがあるのでしょうか?あるとしたら何がちがうのでしょうか?結論から言うと、オイル交換にも精度というものがあると思います。

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エンジンオイルの交換は単純に言えば古いオイルを抜いて、新しいオイルを入れるということになりますが、その過程においてプロの立場の整備士はいろいろなことをやっています。

プロはまず、オイル交換をする前に

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オイルを抜く前に、現在のオイル量と劣化度合いを確認する。

これは結構大切なことなんです。特に前にオイル交換をしたのが同じ整備工場であれば尚更。オイル交換までの走行距離と時間経過の中で、どの程度オイルが減っているか、劣化しているかを調べることができるわけです。もしオイルが著しく減っているようなら、オイル交換のスパンを短めにしないといけないですか。

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オイルを抜く段階はそれほど変わりはありません。その次がちょっと重要です。パッキンは必ず換えるということ。そしてドレンボルトとオイルパンのネジ山部分はパーツクリーナーで清掃する。特に最近の車はアルミ製のオイルパンを採用しているのでこの作業は大切です。

そして当然ながらドレンボルトは締めすぎないということ。トルクレンチでトルク管理をすることがアルミオイルパンの保護につながります。ただ、トルクレンチをすべて鵜呑みにしても良くないこともあるので、熟練の感覚というものも大事なんです。

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オイルフィルターも交換するときは、取り付け面をきれいに清掃したのち、新品のオイルフィルターのパッキンにオイルを塗布して締める。二重パッキンには最近のオイルフィルターはほとんど起こりえないですが、油断はしてはいけません。取り付けたら、パーツクリーナーできれいに清掃しておきましょう。

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ドレンボルトとオイルフィルターを取り付けたら、オイルを注ぎます。ゆっくり注いだ方がいいです。エンジンによっては吹き返してくるエンジンもあるので注意が必要です。

オイルをは、少しずつ量を入れて調整します。最近のエンジンは、オイルの入れ過ぎは御法度。量は厳守してください。DIYだとついつい入れすぎてしまうこともありますが、プロは厳守です。

オイルを入れたらエンジンをかけてオイルを循環させます。

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エンジンをかけたら、オイルが漏れてこないかを確認します。最後にオイルの量を点検して終わりです。

ポイントは、オイルを抜く前に量を点検する。そして、ドレンボルトをきれいに清掃する。オイルの量は厳守する。このあたりです。あと、オイル交換したことを感じさせないくらいきれいに残ったオイルを清掃するのもプロの仕事です。

ちなみにオイルフィルターを交換しない場合は劣化度合いにもよりますが、オイルフィルターに含まれるオイルによって新しいエンジンオイルの性能が、10%〜15%低下するということです。

お客さんのニーズに合わせて、次回の交換距離をステッカーに記載して貼付けます。あまり距離を乗らないお客さんには距離は短めに半年に1度くらいは交換するように。ターボ車なども早めの交換距離に調整するようにお客さんにお伝えして終わりです。

電子制御スロットルにはブローバイは厳禁なので、オイルの入れ過ぎは注意です。

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現役2級整備士・検査員で、現場でひたすらもがいて仕事しています。

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