使う人がほとんど少ないリヤワイパー。リヤウォッシャーは高確率で詰まってるものの海外では

みなさんの車にはリヤワイパーってついていますか?ついてる車とついていない車があります。

今回はそんなリヤワイパーのお話です。

車検の検査には

保安基準第45条 窓拭き器等

という項目があり、明記されています。簡単に要約すると、

・前面ガラスには自動式の窓拭き器を備えなければならない

・損傷などにより著しく機能が低下しているものは基準に通らない

つまり、フロントガラスにはちゃんと機能するワイパーを備えないといけない決まりになっています。ゴムが切れちゃった状態での車検は基本的にNG。

補足するとデフロスタとウォッシャー機能もちゃんとついてないとダメだとなっています。フロントワイパーに関しては結構細かく書かれています。

リヤワイパーにはこのように細かい記載がないので、取り付いてなくても問題ないし、実際についてない車もたくさんあるわけです。

やはりフロントガラスの視界が悪くなると、おのずとワイパーを動かしてウォッシャーでガラスを綺麗にする。だけどリヤガラスって例えワイパーがついていなくても、まっすぐ前を走る分にはあまり必要がない。

こういった理由から、車検で入庫するリヤワイパー付きの車の多くが問題を抱えています。

その問題の1つが

リヤウォッシャーが出ない

というものです。これは、ずーっとウォッシャー液を使わないでいるとノズルの先端が詰まったり、ホースの途中にある1WAYバルブが詰まったりして起こる症状です。

モーターの音はしてるんですけど、ノズルから水が出てこない。無理やりずーっとモーターを動かしていると途中で破裂音が聞こえて、急にビチャビチャと水の音がする・・・。

途中でウォッシャーホースが外れちゃったり。よくあるパターンです。

整備工場側からすると、取り付いている物に関しては正常に動作してほしい。車検はNGとまではいかないけれど、検査員は難色を示します。

リヤワイパーって、ほとんど使われないことが多いですよね。

ただ最近知ったのは、海外ではリヤワイパーって重宝されるものだということ。やはり日本でお役目を果たした車の多くは、海外で第二の余生を過ごすことがままあります。

発展途上国などへ旅立っていくと、道路事情が日本に比べて過酷です。すぐに泥を巻き上げたりするので、リヤガラスをクリーンにできるリヤワイパーが人気なんです。

日本人にはあまり使ってもらえないリヤワイパーですが、海外では重宝される。リヤワイパーがついているだけで、若干の査定アップにも繋がるということなので、新車をオーダーするときはオプションとしてつけるかどうかは悩ましいところですね。

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