御社に整備士の求人はありますか?という電話がかかってきた

昨日、いつもの通り仕事をしていたら一本の電話が入りました。

僕「ありがとうございます。〜〜〜の〜〜〜です。」

相手「あのー・・。」

僕「はい。いかがなさいましたか?」

相手「整備士って募集してます?」

僕「えっ?整備士の求人ですか?」

相手「はい・・。」

電話越しに話を聞いているとどうやら整備士の卵様でございました。整備士の資格を持っているけど去年就職できなかったらしい。

うちの会社は本社で一括して求人を出してます。本社の総務課へ電話してくれと電話番号を伝えておきました。

そういえば整備士の求人ってどうなってるのだろうか?僕はもともとガソリンスタンドでアルバイトをしていました。前の会社は総合商社的な感じでいろんな業務があった。面接でやりたいことはありますか?と聞かれたので、

「車とかバイクが好きです。」

と答えたのです。そうして自動車の部門に晴れて就職がきまったのです。資格も何も持ってなかったので、仕事しながら整備振興会の講習を受けて整備士の資格を取っていきました。3急整備士、2級整備士と資格を取って自動車検査員になった頃には会社が事業縮小で車部門がなくなったので退職。

現在の会社に声をかけてもらって、またまた車の整備やら雑務をしています。今は整備が2割程度。あとは事業場の業務とお客様対応などなど。スーツを着たりツナギになったり。

話を戻して、整備士の求人。うちの会社でも毎年募集をかけてますね。今整備士の平均年齢がかなり高いです。ディーラーでは30代前半っていうとスーツ組になる人も多い。ですが町工場だとまだまだ汚れたツナギのおじさんたちがワラワラいます。

うちの工場もそんな感じです。ただここでおじさん達がどっと退職を迎え出しているので、会社の働き方改革委員会の委員であった僕らが、

「もっと若い者を雇って未来へ繋げて欲しい」

と提言。ようやく新卒がぼちぼち入り出しました。

整備士の求人ってどうなのか?ってウェブで検索してみました。

うーんたくさん出てきますよ。今までまともに整備士の求人を見たことがなかった。

給料の幅は15万〜28万といったところですね。この辺りは当たっていますね。ぶっちゃけた話になりますが、僕の給料は現在手取りで27万円ほどです。30代半ばで持ち家有りの妻子有り。

この30代半ば妻子あり、持ち家35年フルローン真っ只中で手取り27万円という金額はみなさんにどのような印象を与えているかはさだかではありませんけど。

あ、これ残業代が含まれての金額です。

欲を言えば年齢と同じだけもらえればいいよなぁって思いますね。とてもじゃないけど僕一人の給料で家計を支えることは不可能です。奥さんもせっせと働いています。

自動車整備士で何がいいかっていうと、自分の車を所有した時にお金がかからないということ。これに尽きますね。やはり自分で壊れた部分の修理が可能なので、修理代は部品だけしかかからない。車検代は会社の社員割引を使って、軽自動車なら込み込みで7万円くらい。普通車なら重量税で変わってくるけど10万ちょっとかな。

当然自分でユーザー車検に持ち込んだ方が安いですよ。きちんと車検基本料やら代行料を会社に支払って自分の車の車検をやってるので、そこらへんの格安車検よりは社員であっても高い・・・。それでも一般のお客さんに比べると車のランニングコストを抑えることができるのがいい。

自動車整備士の担い手が減ってきていますが、仕事内容は3Kに入ります。夏は暑いし冬は激寒。僕は今事務作業などもやってるので空調快適な場所にいるけど、たまに現場で作業するとヘロヘロです。

車を直す仕事って楽しいですよ。自分の車をいじるっていっても限度があります。

例えば車検で

エアクリーナーが詰まってるので交換

プラグが磨耗してるので交換

オイルが真っ黒だから交換

タイミングベルトの時期だから交換

ブレーキパッドが減ってるから交換

これらの部品を交換したあとのエンジンのフィーリング。ビフォーアフターですよ。プラグを変えたからエンジンの始動性はよくなったし。ブレーキパッドを交換したから最初は効きが甘い。あたりを出そう!

って車の変化を楽しめる。そして困難な作業が終わったあとの達成感。洗車してる時なんか愛着わいちゃいますよね。これは僕がこれだけの作業をして引き渡す車だー!って。

そういう気持ちを持ってる人なら長く続けられると思います。今のところ新卒で入った若い整備士達は一人も辞めてません。

整備士って担い手は減ってるので求人倍率はそんなに悪くないんじゃないですかね。車自体の保有台数は減ってるから先細りする業種では間違いないと思いますけどね。

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