新車の販売と町工場

うちの工場はディーラーではなく、町工場の自動車屋さん。新車の販売の時はディーラー経由で新車を業販してもらう。

その価格は当然お客さんが直接ディーラーに買いにいく値段よりも安い値段になっている。販売契約を結んでいるからだ。

その代わり年に決まった台数をさばかないといけないという仕組みになっているのだ。
必要な書類をそろえて、ディーラーから新車が運ばれてくるとやらないといけないことがある。
それはお客さんの使用に装備しなおすということだ。

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基本的にディーラーからおろされてくる新車は全てなしの状態。これにお客さんがETCを希望していたり、アルミホイールを希望していたり、はたまたカーナビを希望していたり、エアロなどの取り付けを希望していたりと注文書どおりの状態にくみ上げていく。
この作業が楽しい反面気を使う。楽しいのは発売されたばかりの新車をいち早く見ることが出来る。
ということだ。プリウスとインサイトのハイブリッド人気に火がついたときにもすぐにプリウスとインサイトを決めてもらって、それぞれをリフトアップしてアルミホイールに交換したりナビをつけたりした。

リフトアップしてタイヤを外すと下回りも遠慮なく除くことが出来る。
こういったことが楽しいと思える。その反面やはり無傷の新車だけにとても気をつかう。インパネを分解するときは極力素手で行う。どうしても道具を使わないと外せない場合などは、パネルに防御テープを貼り付けて、そこを始点としてテコの原理でパネルを外していく。
3月になると登録台数もかなりのものになってくるので、新車の販売は営業はもとよりサービスにもかなり大変なものとして降りかかってくるのであった。

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