ドラムブレーキホイールシリンダーの交換時期・交換費用は!?

ドラムブレーキに使われている油圧装置。ホイールシリンダー。

仕組みはやっぱりシンプルです。ブレーキペダルを踏み込むとマスターシリンダーで油圧を発生させます。

その油圧をパスカルの原理でドラムブレーキ内のホイールシリンダーへ伝達する。ブレーキペダルを踏み込んだ圧力で、ホイールシリンダーのピストンを外側へ押し出します。このときピストンにはブレーキシューが取り付いてるので結果的にブレーキシューが広がってブレーキドラムと接触してブレーキ動作へとつながる。

このブレーキホイールシリンダーですが、ディスクブレーキのキャリパーよりも寿命が短い傾向にあります。

ホイールシリンダーオーバホール・交換時期は?

ブレーキホイールシリンダーのOH・交換時期。まずはOHが必要になってくるのは、写真のようにブレーキフルードが漏れ出してきたら。

ブレーキフルードを密封しているのはカップキットというゴム部品です。長年使ってくるとこのゴムパッキンが固くなってきたりしてブレーキフルードが漏れてきます。

オーバーホールは内部を綺麗に清掃してカップキットを組み替える作業です。初期症状の漏れならオーバーホールで大丈夫。

ただ、ブレーキフルードをずっと交換しないでいると、ホイールシリンダーの中が錆付いていることもあります。著しい錆びが発生しているとシリンダーの中が凸凹になっているので、表面を綺麗に磨いてもブレーキフルードが漏れてしまう。

こうなったらホイールシリンダーごとの交換です。

車をずっと使わないで放置しておくと、ブレーキが固着することがあります。完全に固まってしまってペダルを踏んで油圧をかけてもまったく動かない状態です。

こうなったらオーバーホールしても難しく、ホイールシリンダーを交換しないとダメな場合が多いです。

ホイールシリンダーのOH・交換時期はメーカー指定で4年。もしくはブレーキフルードが漏れてきたら、ブレーキが固着したらということです。

ホイールシリンダーのOH・交換費用は?

ホイールシリンダーのオーバーホール・交換費用はどのくらいかかるでしょうか?オーバーホールならばカップキットとブレーキフルードだけで部品はOKです。

ホイールシリンダーの交換になるとお金も高額になってきます。ホイールシリンダーは軽自動車クラスであれば1つ5000円弱くらいです。トラックなどになると、2万円くらいします。

ホイールシリンダーのOH・交換費用は10000円〜50000円程度になってきます。

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コメント

  1. サンバーTT2 より:

    うちの車(サンバーとスペーシア)と親父の車(サンバーディアス)は、ドラムのカップキットは車検毎に交換してもらってます。
    ドラムブレーキは、ブレーキフルードの漏れが外からは確認し辛いのと、バックプレートから確認できる状態までなってしまったら、
    相当漏れが進んだ状態になってしまうからです。
    だから、予防整備と言う事になりますね!
    どのみち、検査前にドラムを開けるし、その時に交換してもらう方が安心ですしね!
    カップキット自体は、お値段リーズナブルって言うのもありますしね!
    アッセンとなると、お高くなりますが…。
    ただ、いつも整備を頼んでる友人に聞くと、サンバーの場合、ホイールシリンダーの片側が錆びやすいらしく、カップ交換の時に錆を落として組んでくれてるみたいなんですが、これにも限界があるらしくて、そうなった場合は、アッセン交換しか漏れを止める方法がないらしいです!
    自分が乗ってるサンバーも、今現在でわずかな滲みが出てるらしいので、次の検査の時にはアッセン交換しないといけないみたいです!
    次回の検査は、タイミングベルト関係一式交換や、クランクプーリー、サーモスタット辺りも交換したいと思ってるので、検査費用が恐ろしい…。
    それよりも、嫁に請求書見せる方がもっと恐ろしい感じです…。
    嫁は、なんでそんなに費用かかるの!?
    ってな感じで、毎回車の整備費用もらう時に言われますからねぇ(涙)

  2. MHO より:

    ホイールシリンダーのカップキットであれば部品は2000円もしないですよね。錆びてなければ、カップキットの交換で大丈夫ですね。我が家の軽トラックも特にもれはなかったですが、予防で交換しておきました。