10万キロもつはずが、なぜ切れるタイミングベルト

何故切れる?というタイトルですが、これはタイミングベルトのお話です。
とある車のタイミングベルトが10万キロ待たずに切れてしまう。
しかも10年もたたないで。

sb-log385-01

今回タイミングベルトが切れた車両は14年式位かな?走行距離は6万キロ。
オイルや冷却水の管理は悪くない。うちの工場としてはかなり意外な車両へのダメージでした。
まさかあの車のタイミングベルトが切れたとは…。
一報はエンジンがかからないということでレッカーしてきました
セルの回りが少し軽いなと思い、タイミングベルトカバーを開けると切れてはいない。
なんとコマずれ。しかも10コマ位とんでなくなってしまっていた。
テンショナーのベアリングやウォーターポンプのベアリングを確認しても悪くない。
7年、6万キロで切れてしまうと、もはや材質不備といわれても仕方がない。
しかも同じ型式の車でこれで五台目だ。
この車両はバルブクラッシュをする車で、一応新しいタイミングベルトをかけて、圧縮を測る予定。
圧縮が著しく下がってなければバルブは無事。圧縮が下がってしまっていたらヘッドを開けるという作業が必要になってきます。
まあこのくらいで切れてしまったらもうお手上げですね。5年5万キロで交換しないといけないということかな?
しかし困ったものだなあと工場で話しあっている最近の出来事でした

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 自シ3級見習い より:

    原因が気になりますね。
    オイル管理が悪いとかでもないのにタイベルが切れるのはメーカーは保証してくれないのですか?

    先日、オイル管理が悪い車両でエンジンが、掛からず入庫してきた車はセルが軽く圧縮がなくばらしてはないですがエンジンの焼き付きが原因のタイベル切れな感じでした。
    何せオイルが1滴たりとも入ってなかったので(笑)

  2. 車だいすき より:

    あの車なんて・・・思わせぶりはやめてー

    気になって眠れません、せめてメーカーだけでも
    教えてくださいませー。

  3. MHO より:

    この車両、スバルのサンバーなんですがよく切れます。注意が必要です。TT2という新規格のサンバーですが、頻繁にコマ飛びを起こすのです。

  4. MHO より:

    スバルのサンバーです。バンもそうですしトラックもそうです。TT2のサンバーは7万キロ前でもタイミングベルトを交換したほうがいいです。
    僕は自分が整備するときは、お客さんに口すっぱくタイミングベルトの早期交換を訴えています。が、やらないで切れちゃうのです。

  5. 元スバルの糞メカニック より:

    ピストンのバルブリセスが無い上にタイミングベルトの
    幅を見てもらえば判ると思います・・
    他社の軽より細いベルトです。
    10万キロ持たないと思いますよ・・

  6. MHO より:

    サンバーの場合はタイミングベルトの縫い目に問題があると思うんですよね。縫い目の亀裂が深くなっていって最終的にコマ飛びします。

  7. 通りすがり より:

    サンバーは7万キロだとタイベルゆるゆるだよね。
    時々テンショナ張りなおさないとすぐコマ飛ぶ。

    旧規格はバルブ突かなかったのになあ。

  8. MHO より:

    今やタイベルが切れてもバルブつかないエンジンなんかないかもしれないですね。