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パワーウインドウの故障について

今日はパワーウインドウについて

今の車のほとんどが標準装備になっているパワーウインドウ

その名の通り、窓ガラスを電動で動かしちゃう憎いシステム!

これが結構ぶっ壊れる。

ぶっ壊れる原因としては、無理をさせることが多いね。
冬とかって、窓が凍ってるのに無理やりパワーウインドウを動かしたり、

雪を下ろすためにパワーウインドウを動かしたりと
無茶をくりかえすとすぐに壊れてしまわれます。

てなわけで、いってみましょう。

パワーウインドウの修理。

パワーウインドウの故障は

①スイッチ不良
②レギュレーター不動
③モーターやきつき


スイッチ不良というのは、その名の通りスイッチの接点などが
ショートしたり、基盤がショートしたりで壊れること。

②のレギュレーターというものはコイツ


ウインドウレギュレーター

これは見ての通り、ガラスを上げ下げするステーみたいなもの。
これを引っ掛けたりして壊れるものが多い。ワイヤー式のものもあります。

そして、モーター


パワーウインドウモーター

これはレギュレーターを上げ下げする動力ね。
これが焼きついたりしたりすることもあるのです。
大体の車は、モーターはレギュレーターASSYに固定されているので、
レギュレーターごと外す必要があります。

故障原因の特定だけど、

まずスイッチ。

生きてるスイッチに付け替えて点検するのがイチバンだけど、
ない場合はまずルームランプをつけてください。

そしてルームランプがついている状態で、パワーウインドウのスイッチを上げたり下げたりしましょう。
このスイッチをいれた瞬間、ルームランプが一瞬暗くなったりすると
スイッチは生きている証拠。

パワーウインドウのスイッチに電力を奪われて、ルームランプが一瞬暗くなります。
簡単でしょう!?

そして、つぎに耳を澄ませてください。

パワーウインドウのスイッチをいれて、モーターらしきものが回る音がしますか!?
モーターが回っているようなら、問題は最後のレギュレーター。

ここでモーターの音がしなければ、モーター自体が怪しい。

こんな感じで故障原因を探っていってください。


車の内張りを外して、モーターとレギュレーターを取り出す
作業は、知恵の輪状態だけどそんなに難しくないよ。

専用の内張りはがしを使うと、内装に傷がつきにくいのでおすすめ。ドライバーとかでこじると傷がつきます。

基本はガラスをあがっている状態でやる。
ガラスが下がったままだと、ガラスにさえぎられて手が入らないからね。

でもガラスが下がってしまった状態であれば仕方ないので、
何とか隙間からレギュレーターとガラスを締めているボルト2本を緩めて、

ガラスをフリーにして、手で一番上まで持ち上げます。
そしてガムテープで、ガラスが落ちないように抑えておいて、レギュレーターASSYを取り外しましょう。

慣れるまで難しいだろうけど、パワーウインドウの修理はそれほど
大変じゃないので、もし壊れてしまった人は自分で挑戦してみてください。

手順とすれば

①車の内張りをはがす。

②レギュレーターASSYを取り外す。

③レギュレーターが外れるとガラスが落っこちてくるので、ガラスをガムテープなどで車体に
固定しておく。

④新しいレギュレーターやモーターにつけかえる。

⑤レギュレーターを固定しておいて、パワーウインドウのスイッチをつけてガラスと
レギュレーターをボルトで止める。

これで内張りをつけて完成。

レギュレーターとガラスをつなぐのが結構難しいけど、
ガラスを固定してあるガムテープを外して、パワーウインドウのスイッチを入れておいて

レギュレーターとガラスを大体の位置にもってくると簡単につけられるよ。

こんな感じですね。それでは皆さんも
パワーウインドウをいたわってあげましょう!