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ABSの作動を体験しておくといざという時に役に立つ話

近年は本当によく雪が降る。現代の車には8割から9割近くにABSが搭載されているので雪道でのブレーキングは昔ほど気を使わなくて良くなった。
ABSはその名のとおりアンチロックブレーキシステムで、ハイドロリックユニットが油圧を増減させて、ペダルをポンピングブレーキさせているのと同じ状況にしてくれている。
それを高速で行っているため、ABSが作動しているときはペダルへのキックバックが激しいのである。
中にはABSを体験したことが無いドライバーも多い。特に都会で車を使っているひと。
雪道を体験したことが少ないのが原因だ。通常の交通状況ではABSを利かせたブレーキングなどほぼパニックブレーキの時ぐらいしかないのではないか?

僕は一応ABSがついている車と、ついていない車のフルブレーキングを両方体感しておくのがお勧めだと思っている。ABSがついている車しか運転したことが無くて、ABSの挙動に慣れきってしまっている人は逆に危ない。

ハンドルがロックしてしまうという状態を知らないわけである。
逆にABSを使ったことが無い人は、作動時のペダルへの連続キックバックを故障と勘違いしてブレーキング中にペダルを放してしまうかもしれないからである。
できれば両方体験しておいたほうが良いのだ。
僕がお勧めなのは、やはり雪道でそれぞれの挙動をつかむということ。僕は雪が降ったら路面状況がどのくらいかフルブレーキングを試してみる。そして、その路面状況を把握するのだ。
いざというときにどのくらいで止まれるかを確認する意味でも有効かもしれない。
そして雪道で減速するときはなるべく乾いた路面を狙って、ペダルの踏力を強くする。
ABSを作動させないで、結構これはお勧めだ。
ABSの作動。故障ではないので一度体験してみて下さいね。