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アクティ エアコン故障 エアコンスイッチ分解修理

ホンダのアクティです。
エアコンが壊れたというので入庫


アクティ エアコンが壊れた

どのようにエアコンが壊れたかを確認すると、エアコンのスイッチを入れて、ブロアを回しても
エアコンスイッチがまず光らない。そして、コンプレッサーも回っていない。

まずはエアコンのヒューズを確認した。7,5Aのヒューズは切れていなかった


じゃあガスが抜けてしまっているのかなと、配管のガス充填の蓋を開けてバルブを押してみると
ガスがプシュッと噴出してくる。

どうやらガスも入っているみたいでした。

続いて、コンプレッサーの点検。コンプレッサーのカプラーを抜いて、直に12Vを与えるとマグネットクラッチがONになるかを
点検したらONになりました。

ということは、コンプレッサーに電源が入っていない為、エアコンが効かないということになります。

コンプレッサーのカプラーの入り口をスイッチONの状態でサーキットテスターで計測したら0V。
やっぱり電気がきていない。

ということで、さかのぼって点検することに。

まずはエアコンのヒューズの入り口と出口に12Vあるかどうか。きちんと12V来ていました。

ということで、これでクロになってくるのはスイッチか配線かになってきます。

この車は距離が12万キロ以上走っているのでスイッチが限りなく怪しいと思ったので、先にスイッチを点検することにしました


コンソールパネルを外す


オーディオも邪魔だから外す。


ヒーターコントロールもビスを外して動くようにします。ワイヤーまで外さなくてもOK。

これでスイッチをヒーターコントロールから外します。スイッチは奥から手前に押して来ると抜けます


外れたスイッチ。ひとまずスイッチは置いておいて、カプラーを直結させてみます。

3極カプラーになっています。まずはブロアファンのスイッチを入れておく。
この状態で3極カプラーのいずれかを短絡させてやれば、スイッチONを擬似的に作り出せる。
間違えたらヒューズが飛ぶ。

間違えました(笑)

ヒューズが飛んだ。


こういうとき配線図がないから厳しい。
左の青と右のアースっぽいものを直結させたら何も起こらない。
では真ん中の白と右のアースっぽい黒を直結させたらどうなるかと試したらヒューズが飛んだ。

ということは、右の青と真ん中の白をつないで見るのが正解だ!
つないだらコンプレッサーが回りました。

ここまでの点検で、エアコンが壊れている原因はエアコンスイッチが壊れているからという結論に達しました。

じゃあどうやって直すかになりますが、簡単なのはスイッチを交換すること。

値段を聞いたら7200円。まじー。高すぎ。

まあ元々スイッチなんぞ交換する気もなかったから

ということで分解


こんな原始的なスイッチが7200円とは高すぎじゃないか


もうわかりました。なんで壊れたか。


この接点がかなり寝ている。コレを起こしてやる。


ついでにそろそろ切れるだろうパイロットランプの電球も交換しておく


スイッチ復活


元に戻す。スイッチのカバーはかなり強く押し込むこと。上下の向きがあるので間違えないで押し込むと
カチッといってロックします。

アクティのエアコン修理でした。

これは同僚が車検をやった車両で、車検後にエアコンが壊れた?というタイミングの悪い故障になってしまったので
クレーム修理となりました。

部品も電球1つだけだからお金は200円程度の修理です。