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ネジの頭についている数字の意味

ちょっと今日は整備の基本に立ち返ったお話いってみまっせ


ネジ

てなわけで、本日はネジの基本知識です。

ネジのことなんか全然しらないでしょう?
ネジも奥がふかいんですよ。


10mm


12mm


14mm

ネジにはいろいろな大きさがありますね。
当然ながら、大きいネジほど強度も強い。

そして、写真のネジには頭に数字がふってあるのが
おわかりでしょうか?

実はこれも強度をあらわす数字なんです

車には時として、ネジの頭に数字がふってあるネジを使用している場所があります。
ここに普通のネジをつかってはいけません。
きちんと数字のふってある、強度のあるネジを使わないといけないんですよ。

そして、逆ネジというものも存在してるのをご存知ですか?
これは大型トラックのホイールナットがそうです。

運転席側は、普通の正ネジで、
時計回りが締まります

助手席側は、時計回りで緩むんですよ。
初めてトラックのタイヤ交換をするような、スタンドマンは気をつけてくださいね。
大型トラックだけじゃないですよ。

ふつうのちっこいトラックのホイールナットにも逆ネジのものもあります。
マツダのタイタンとか逆ネジのやつがあったよ。

それは、よくみると、ホイールナットかクリップボルトに

L

とか

R

とかって書いてありますので、それは助手席側は逆ネジになっております。
緩めるときは時計回りね。気をつけてね。

つづいてワッシャーの話。
これもいろいろとあるけど代表的なものだけを紹介


左がスプリングワッシャー
右がプレーンワッシャーです。

この2つで、ゆるみ止めに効くのはどっちでしょうか?
これは大体想像がつくと思いますが、
左のスプリングワッシャーです。

なんでかっていうと、これはワッシャーがスプリングみたいな形状をしています。
ネジを締め付けたときに、このスプリングの開きが閉じますが、
その締め付けられている時も、スプリングが戻ろうとする力が働くんですよ。

だからそれが反力になって、ネジのゆるみ止めの効果があるんです。
カプチーノのEA11Rのエキマニのゆるみ止めなんかにも効果がありますよ。

ネジといっても、それぞれ意味があるものばかりなので、
ちょっと勉強してみると楽しいかもしれませんよ。