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軽油のベンツにビックラこいた過去

ぼくは自動車整備士になるまえは、ガソリンスタンドでアルバイトをしていた。
最初はフルサービスのガソリンスタンドだったが、世の中に先駆けてセルフサービスになった
ガソリンスタンドであった。なので、ガソリンスタンド時代で蓄積した整備士の技術は皆無といっても等しい状態であった。オイル交換ですらまともにできない状態であった。
で、そんなときにやってきたのが軽油のベンツである。ベンツが軽油!?これはもはやカルチャーショックだ。
僕はガソリンスタンドでアルバイトをしていたのはフルサービスで3年。セルフサービスで3年と合計6年。
初めて遭遇した軽油のベンツには驚いた。

ベンツですよ?ベンツ。その当時のボクはベンツは高級車で、社長がのるようなイメージしかもっていなかった。
そんな車の燃料が軽油ですと!?全く持って理解ができなかった。
ガソリンスタンド在籍時代、ボクは油種間違いをやはり経験したことがある。それは、同じ会社の系列の営業車で、ドライバーが
「この車は軽油だ!」
と言い張るので、軽油をいれたのだ。そうしたらやはり違っていた。先輩と所長に迷惑をかけてしまったことがあったのだ。いま考えれば、ガソリンスタンドで油種間違いをやるとリカバリーが大変だ。
手押しでリフトにあげて燃料を入れ替えてやらないといけない。セルを回そうものなら燃料ラインにまで混入してしまう。ボクのケースは確か僕が給油しているところを先輩が発見してくれたんだと思った。
入れ替えだけですんだのだ。
話を戻してベンツの軽油はさすがに有名な話で、先輩に聞いていたので油種間違いはしなかったけれど、まさかとは思った。これが軽油のベンツか。と、思っていたらVWのゴルフでも軽油があってさらにびっくりしたのを覚えている。
今となっては懐かしい思い出だけれども、当時は必死だったんだろうなぁと思った。