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土建屋さんが使う車によくあるトラブルについて

うーむまたか。と思ってしまった。本日土建屋さんが使っている、ユニック付のキャンターを車検整備していましたが、とある部分が故障していた。大体他の土建屋さんの車も同様のトラブルを抱えてるケースが多い故障だ。

その故障とはヒーターコントロールが渋いというものだ。ヒーターコントロールっていうのは、
冷房にしたり暖房にしたり、風向を変えたりするレバーです。このレバーが渋くなっているのです。

通常はカチカチカチとそれぞれの場所にストレスなく動くはずだけれど、土建屋さんが使っている車はこれが渋くなる傾向が多い。それはなぜかというと、埃や砂埃だ。土建屋さんは現場にトラックを乗り入れる。
そして粉塵の中一生懸命仕事をするわけですよ。そしてまたトラックに乗って帰ってくる。その時靴などについた泥がトラックの中に蓄積していき、それをブロアモーターの風などで巻き上げる。

そうして長年にわたり車内に砂埃が堆積していく。これが各ヒーターコントロールのジョイントにも積もって動きを渋くする。

ヒーターコントロールが渋くなったら、それをつないでいるリンケージのワイヤーを交換しても無駄だ。
その大元にある関節部分を綺麗に清掃して給油してあげないといけない。ここを綺麗にしないままコントロールワイヤーだけを交換しても全く操作性は向上しない。ひどい場合などはヒーターコアを分解までしてあげないといけないこともある。それほどトラックの使われ方っていうのは過酷なのだ。

ヒーターコントロールを渋くさせない一番の方法は何か?これはもうこまめに使うことだ。
レバーをずっと一定の場所に保ちっぱなしで使っているとまた良くない。たまにはガチャガチャと動かすことで、埃を振り払い、動きをスムーズに保つことが出来るのだ。

車って使わないと固着していく部分って山ほどある。ヒーターコントロールもそうだし、Rのウォッシャーもよく詰まるし、ブレーキやクラッチだって車を動かさないで居るとくっついてしまう。

使ってあげることで良好のコンディションを維持することが出来る部分があるということも覚えておけば、無用な出費を防ぐことが出来ると思います