P1AA9 セル電圧変動異常

パワートレイン(エンジン・変速機) ・ メーカー独自コード ・ メーカー別の定義 1社

メーカー・車種別の定義

メーカーによって意味や点検方法が違うことがあります。お使いの車のメーカー・車種・年式の欄を見てください。

Kia

P1AA9-00 セル電圧変動異常

KiaNiro EV ・ DE EV ・ 2019〜2022 ・ BEV ・ ECU: BMS ・ 北米仕様2019~2022年式Kia Niro EV (DE EV)、2018-12-05~2022-04-12生産の一部車両。ELE293 Rev1、BMS更新イベント642。BMSソフト更新によって旧P1AA600から細分化される新DTC。BMS部品番号375A0 K4052/K4002/K4452/K4402/K4053/K4003/K4453/K4403の現行ROMと更新ROM(6880/6882/6884/6886/7100/7102/7104/7106)を個別照合。日本仕様への適用未確認。

故障の意味

バッテリーセルの電圧変化に異常がある状態。 故障時に出力・速度制限や警告灯点灯が生じる場合がある。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • 駆動用電池セル・電池管理系に関する該当の実異常
  • BMSの検出条件や旧ソフトウェアによる故障分類不足

点検方法

  1. KDSでBMSのDTC・情報コード1/2・フリーズフレーム・現在/履歴故障を保存する
  2. セル別電圧の変化を記録し、診断フローと比較する
  3. 車両の生産期間とBMS部品番号・ROM IDがELE293 Rev1の対象か照合する
  4. 更新対象かつP1AA600保存車なら指定イベント642でBMSの判定ロジックを更新する
  5. 更新後に細分化DTCとフリーズフレームから具体的なバッテリー不具合の診断と必要修理を行う

注意事項

  • KiaはBMS更新がP1AA600自体の修理ではないと明記している。更新だけで修理完了と扱わない
  • 駆動用高電圧系は絶縁・感電防止のメーカー整備手順を厳守し、未訓練者が測定・分解しない
  • 出力制限中の走行継続を前提にしない
  • ECU書換時は12V電圧12.3V以上、KDS電池残量60%以上などメーカー指定条件を満たし電源を中断しない
  • 日本国内仕様への適用は未確認

出典

故障コードは不具合を検出したことを示すもので、原因の部品を直接特定するものではありません。原因候補は可能性の一覧です。関連コード・フリーズフレーム・実測値・配線を確認してから修理してください。高電圧・エアバッグ・ブレーキに関わる作業は、メーカーの整備要領に従ってください。説明は公開資料の事実をもとに MHO ENGINEERING が書いたもので、資料の写しではありません。