P1B77 インバーターコンデンサーのプリチャージ異常

パワートレイン(エンジン・変速機) ・ メーカー独自コード ・ メーカー別の定義 1社

メーカー・車種別の定義

メーカーによって意味や点検方法が違うことがあります。お使いの車のメーカー・車種・年式の欄を見てください。

Kia

P1B77-00 インバーターコンデンサーのプリチャージ異常

KiaEV6 ・ CV1a ・ 2025〜2025 ・ BEV ・ ECU: Powernet Domain Control (PDC) ・ 北米仕様2025年式EV6 CV1a、米国Kia工場製で2024-12-10~2025-06-24生産。SC343対象VINの未実施をKDealer+で照合。PDC品番91960-XG000/91960-XG010、旧ROM 2471/2491→新ROM 2521、更新イベント856。日本仕様への適用未確認。

故障の意味

PDCがインバーターコンデンサーのプリチャージ異常P1B77:00を検知する。対象車ではNレンジ中の電源OFFなど異常終了時にPDCロジックの問題でプリチャージ抵抗が損傷し、EVがREADYに入らずサービス警告灯が点灯することがある。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • PDC制御ソフトウェアの異常終了時プリチャージ制御ロジック
  • プリチャージ抵抗の実際の損傷・プリチャージ回路の故障

点検方法

  1. DTC P1B77:00、警告灯とREADY可否、電源OFF直前の操作条件を確認する
  2. KDealer+のVIN照会でSC343対象とキャンペーン実施状態を確認する
  3. KDSでPDC品番91960-XG000/XG010、ROM ID 2471/2491と更新後2521を照合する
  4. 未実施の対象車はKDS Auto Mode更新イベント856を実施する。OTA適用済みは履歴・ROMを確認し重複作業しない
  5. 更新後に電源OFFで10秒待機し、再始動・DTC読出し・READY可否を確認する
  6. READY不可が残る場合はソフト更新だけで完了扱いせずプリチャージ回路・抵抗等のメーカー診断手順に進む

注意事項

  • READY不可やサービス警告灯がある状態で走行可能と案内しない
  • プリチャージ抵抗の実損傷がある場合、ソフト更新のみで修理できるとは限らない
  • 高電圧電装系の点検はメーカー指定の絶縁・感電防止措置を遵守する
  • 更新時は12V電圧12.3V以上、KDS残量60%以上、通信接続・電源を維持する
  • 日本仕様や別年式への北米PDCソフト流用はしない

出典

故障コードは不具合を検出したことを示すもので、原因の部品を直接特定するものではありません。原因候補は可能性の一覧です。関連コード・フリーズフレーム・実測値・配線を確認してから修理してください。高電圧・エアバッグ・ブレーキに関わる作業は、メーカーの整備要領に従ってください。説明は公開資料の事実をもとに MHO ENGINEERING が書いたもので、資料の写しではありません。