P1C7E トランスアクスルの高電圧絶縁異常(故障タイプ49)

パワートレイン(エンジン・変速機) ・ メーカー独自コード ・ メーカー別の定義 2社

メーカー・車種別の定義

メーカーによって意味や点検方法が違うことがあります。お使いの車のメーカー・車種・年式の欄を見てください。

SUBARU

P1C7E-49 トランスアクスル周辺の高電圧絶縁異常(内部電子故障判定)

SUBARUCrosstrek PHEV ・ 2019〜2023 ・ ECU: PCU(パワートレイン制御ユニット) ・ 北米仕様2019~2023年式Crosstrek PHEV。Subaru Service Bulletin 07-220-23の対象。日本国内仕様への適用は未確認。

故障の意味

トランスアクスル周辺の高電圧系統の絶縁監視で内部電子故障に該当する異常が検出されたことを示す。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • インバーター・コンバーター周辺の絶縁抵抗低下の可能性
  • 高電圧ケーブルの絶縁不良や水分侵入の可能性
  • トランスアクスル側高電圧回路の絶縁不良の可能性

点検方法

  1. PCUを含む全DTCとフリーズフレームを記録し、車種・年式・対象資料を確認する
  2. 高電圧作業資格者がメーカー整備書に従って高電圧遮断・無電圧確認を行う
  3. Subaru 07-220-23の診断順序に従いインバーター・コンバーター、高電圧ケーブル、トランスアクスルの絶縁状態と水分侵入を順次切り分ける
  4. 絶縁抵抗の実測結果と水分侵入の有無を確認してから、交換対象を判断する

注意事項

  • 高電圧による感電・重傷・死亡の危険。資格・絶縁保護具・メーカー指定手順なしで作業しない
  • 絶縁測定に指定外の測定器を使わず、測定前の遮断・放電・無電圧確認を厳守する
  • サービスプラグを外した状態でREADY ONにしない。最新STISと整備書を優先する
  • 日本国内仕様への適用は未確認

出典

トヨタ

P1C7E-49 トランスアクスルの高電圧絶縁異常(故障タイプ49)

トヨタMirai ・ 2021〜2024 ・ 燃料電池車(FCEV) ・ ECU: 高電圧絶縁監視・EV制御系 ・ 北米仕様の一部2021~2024年式Mirai。Toyota 26TE03は整備前のDTC確認リストに当該コードを記載。キャンペーン対象可否はVINでToyota TIS照合。日本仕様への適用未確認。故障タイプ49。

故障の意味

トランスアクスル周辺の高電圧絶縁監視で内部電子故障として判定された状態。26TE03は作業前確認コードとして列挙しており、故障部品や原因を特定した資料ではない。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • トランスアクスルの高電圧絶縁監視異常。個別の発生原因・故障部品は出典資料では未特定。

点検方法

  1. Toyota GTS+等の適合診断機で全DTC、詳細コード、フリーズフレームを保存し、他の絶縁関連DTCの併発を確認する。
  2. VINで26TE03対象車か照合し、当該DTCがある場合は電気ヒーター脱着などの高電圧整備に先立ち車両の正式修理書に従って絶縁異常を診断する。
  3. 該当車種・仕様のメーカー整備書に従い絶縁箇所を切り分ける。26TE03のみで部品交換を断定しない。

注意事項

  • 高電圧の絶縁不良は感電のおそれがある。高電圧作業は訓練済みの整備者が指定保護具、電源遮断、放電待機、無電圧確認を行う。
  • 燃料電池車のため水素系統にも注意し、DTCのみでキャンペーン対象・交換部品を確定しない。

出典

故障コードは不具合を検出したことを示すもので、原因の部品を直接特定するものではありません。原因候補は可能性の一覧です。関連コード・フリーズフレーム・実測値・配線を確認してから修理してください。高電圧・エアバッグ・ブレーキに関わる作業は、メーカーの整備要領に従ってください。説明は公開資料の事実をもとに MHO ENGINEERING が書いたもので、資料の写しではありません。