P20B9 尿素水配管ヒーター2回路の低電圧・断線系異常

パワートレイン(エンジン・変速機) ・ メーカー独自コード ・ メーカー別の定義 1社

メーカー・車種別の定義

メーカーによって意味や点検方法が違うことがあります。お使いの車のメーカー・車種・年式の欄を見てください。

日野

P20B9 尿素水配管ヒーター2回路の低電圧・断線系異常

日野Hino 155・Hino 155h・Hino 195・Hino 195h・Hino 238・Hino 258・Hino 268・Hino 338・Hino 358 ・ 2015〜2016 ・ ECU: DCU(尿素SCR制御) ・ 北米向け2015~2016年式。日野サービス情報SB-15-021に記載された対象9モデルのDEFヒーター2回路。日本仕様への適用は未確認。

故障の意味

尿素水凍結防止用ヒーター2の駆動回路で、DCUが所定の電圧条件を満たさない状態を検出。資料ではヒーター2の開回路または低電圧側異常として説明されている。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • DEFヒーター用ヒューズの断線・接触不良
  • DEFヒーターリレーの作動不良・端子接触不良
  • ヒーター2の損傷やコネクタ接触不良
  • 電源線・アース線の断線、短絡
  • DCU側の駆動回路異常(配線等を除外した後の診断候補)

点検方法

  1. DTCとフリーズフレーム、関連するSCR系コードを記録し、バッテリー電圧を確認する。
  2. DEF HTRヒューズとリレーの取付状態・接点を確認し、指定の電源電圧とリレー抵抗を整備書に従い測定する。
  3. ヒーター2のコネクタ・配管損傷・尿素水漏れを点検する。
  4. ヒーター2からリレー・DCUまでのハーネス導通、電源とアースへの短絡を点検する。
  5. 修理後、HINO DX IIで関連DTCを消去し、DEFヒーター作動テストと再診断を行う。

注意事項

  • SCR異常が継続するとエンジン出力・車速制限につながる場合がある。
  • 電装コネクタを外すときは指定のキーOFF手順に従い、排気・尿素水系が冷えてから作業する。
  • 部品交換より先にヒューズ・リレー・配線・実測値を確認する。日本仕様への流用を断定しない。

出典

故障コードは不具合を検出したことを示すもので、原因の部品を直接特定するものではありません。原因候補は可能性の一覧です。関連コード・フリーズフレーム・実測値・配線を確認してから修理してください。高電圧・エアバッグ・ブレーキに関わる作業は、メーカーの整備要領に従ってください。説明は公開資料の事実をもとに MHO ENGINEERING が書いたもので、資料の写しではありません。