P20EE SCRのNOx浄化効率低下判定

パワートレイン(エンジン・変速機) ・ メーカー独自コード ・ メーカー別の定義 2社

メーカー・車種別の定義

メーカーによって意味や点検方法が違うことがあります。お使いの車のメーカー・車種・年式の欄を見てください。

Hino

P20EE SCRのNOx浄化効率低下判定

HinoS-Series ・ 2022〜2024 ・ 4HK1 5.2L diesel ・ ECU: DCU/ECM ・ 2022–2024MY Hino S-Series; 4HK1 5.2L; option IE1; V2403対象VIN

故障の意味

尿素SCR後処理系でNOx浄化効率が規定値に達していないと判定するコード。対象車ではOBD校正不備による誤判定事例がある。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • ECM/DCUのOBD校正不備(対象VINのみ)
  • 尿素水噴射・NOxセンサー・排気後処理系の実不具合の可能性

点検方法

  1. VINでV2403の対象か確認
  2. IDSSでECM/DCU校正番号を確認
  3. 対象で校正が古い場合だけ指定モジュールを更新
  4. 校正済みでも再発する場合は排気後処理の整備書に沿って診断

注意事項

  • 尿素SCR関連部品は高温になるため冷却後に点検
  • 書換作業はメーカー指定設備と安定電源で行う

出典

Isuzu

P20EE SCRのNOx浄化効率低下判定

IsuzuF-Series ・ 2021〜2021 ・ 5.2L diesel ・ ECU: DCU ・ 2021MY North American F-Series 5.2L; campaign V2306 VIN eligibility

故障の意味

尿素SCRシステムのNOx浄化効率が所定値を満たさないと判定したコード。対象F-SeriesではDCU校正不備による誤判定事例がある。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • 対象車DCUの校正不備
  • 尿素水供給・NOxセンサー・排気後処理の実故障の可能性

点検方法

  1. IVISでキャンペーンV2306対象VINを確認
  2. IDSSでDCU校正番号を確認
  3. 対象の旧校正なら指定更新
  4. 校正済みでも再発する場合は整備書に従って後処理系を診断

注意事項

  • 排気後処理装置は高温のため冷却後に点検
  • 日本仕様への適用は未確認

出典

P20EE 尿素SCR後処理のNOx低減効率不足

IsuzuN-Series ・ 2022〜2024 ・ 4HK1 5.2Lディーゼル ・ ECU: DCU/ECM(尿素SCR・エンジン制御) ・ 北米仕様、2022~2024MY、5.2L 4HK1ディーゼル、オプションIE1(4輪ディスクブレーキ)装着車のうちキャンペーンV2403対象VIN。IVISで適用を確定すること。日本国内仕様エルフへの適用は未確認。

故障の意味

尿素SCR排気後処理系でNOx低減効率が不足したと判定された状態。対象の北米N-SeriesではDCU/ECMのOBD校正誤りにより誤検出される場合がある。

主な原因候補(可能性の一覧・順位ではありません)

  • 尿素水品質・噴射・SCR触媒・NOxセンサーの異常(一般的な診断候補)
  • 排気系漏れや後処理関連の異常(通常診断での切り分け対象)
  • 対象VINのECM/DCUにおけるOBD校正誤り(当該キャンペーンの原因)

点検方法

  1. 関連DTC・フリーズフレーム・尿素SCR系の実測値を保存し、通常診断でセンサー・配線・排気後処理系を確認する。
  2. VINをIVISで検索しキャンペーンV2403の対象かを確認。年式・4HK1・IE1装備だけで対象と決めない。
  3. IDSS 15.5.8以降でECM/DCUの校正番号を確認し、資料記載の対象年式・ADAS有無に対応した番号と照合する。
  4. 校正が未対策の制御ユニットのみメーカー指定手順で更新。両方が対策済みでなおDTCが出る場合は整備書の断続故障診断へ進む。
  5. 修理後はP2201/P20EEを消去し再発と関連コードを確認する。

注意事項

  • 排気後処理系は高温になる。冷却を待ち、排気・尿素水系の整備要領に従う。
  • DTCだけでNOxセンサーや触媒の交換を断定しない。対象VINとECM/DCUの校正番号を照合する。
  • ECM・DCUの書換はメーカー診断機と安定した電源を使用し、書換後のDTC消去・再診断を行う。
  • 北米仕様の資料であり日本国内仕様への適用は未確認。

出典

故障コードは不具合を検出したことを示すもので、原因の部品を直接特定するものではありません。原因候補は可能性の一覧です。関連コード・フリーズフレーム・実測値・配線を確認してから修理してください。高電圧・エアバッグ・ブレーキに関わる作業は、メーカーの整備要領に従ってください。説明は公開資料の事実をもとに MHO ENGINEERING が書いたもので、資料の写しではありません。