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ちょっと納得のいかないエンジン故障について

結果的に壊れてしまったエンジンがあります。ですが、ちょっと僕としても納得がいかないケースだったので紹介します。

エンジンって、新型に切り替わったときはちょっと気をつけたほうがいい。例えば、車種は同じでもエンジンが変わってる場合です。スズキだったらF6AからK6A。そしてR06Aと変わりました。

ダイハツはEFからKFになった。

新型に切り替わったばかりのエンジンって、新型エンジンで性能が上がった!と喜んでもいられない出来事が発生したりします。

今回は某メーカーの某車種。今は安定した性能になりましたが、初期トラブルがひどかった。エンジンオイルが漏れてきたり、オイルが減ったり。

保証延長がかかったりもしました。

走行距離が3万キロに満たない状態で、前にエンジンオイルを交換してから若干距離が伸びていました。

エンジン不調ということで搬入されてきました。嫌な予感がするな・・。と思って預かってみたらすごい異音。

ガラガラです。

今にもブロックからコンロッドが突き抜けてきそうな音。オイルレベルゲージを抜いてみると、ゲージにオイルは全く付いてこない状態でした。

保証延長の期間もすぎてしまっていたので、修理するなら実費となります。それにしてもオイル交換後5000kmも走らないで、オイルがなくなっちゃうのなんてありかよ〜って。

ここまで書けばなんのエンジンかわかる人もいますね。KFです。

初期のダイハツKFエンジンって、ピストンリングのオイルリングが固着してオイル上がりを勢いよく起こすエンジンが存在します。

まさにこの症状でした。ヘッドガスケットからオイルの滲みも保証延長かかってるますが、漏れは今回一切なし。全てエンジンの中に燃えてしまってる系です。

リコールを出せば相当大変なのはわかりますが、せめて不良になってるエンジンが多数市場に出回ってるんだから永久保証とかに切り替えてもらいたいです。

お客さんも納得いかないし、僕らもどうやって説明していいか困ってしまいます。

「このエンジンは外れで、不良品がまざっています」

なんていうことをお客さんに告げられるわけもないですからね。

それにしても初期のKFエンジンって怖い・・。