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ハイテクな装置が故障をするとタチが悪いという話

先日こういう事例も起こってくるんだなというものを痛感しました。それはエンジンがかけられない。
というごく一般的なトラブルなんですよ。ですが、車はスズキのワゴンR。イモビライザー搭載の電子キーが備わったタイプです。工場に入庫してきたときは何とかその時はエンジンがかかったので、そのまま乗ってきた。

ということでした。どうするもこうするも、そこにいる誰もがみんな電子キーの電池切れだと思っていた。
電子キーのトラブルが多発していますからね。ですが、電池を換えても症状が直らない。よくよく症状を観察してみたら、かなり不思議な現象でもありました。電子キーを認識しているんですよね。イグニッションをONまでは電源が入る。だけどセルモーターが回らない。
セルが故障しているわけではないのに、その先に進んでくれない。一体何が?

やっぱり電子キーがトラブルを起こしているんだろう。としか思えなかった。
電源は入るがセルが回らない。イモビライザー搭載の電子キーで、電子キーのトラブルなら電源すら入らないというはずだけど違った。保障期間がまだ残っているので、ディーラーに修理してもらうことに。
そして症状がなかなかでなくて、スペアの電子キーも持って行ったりしたり大変でしたが原因がわかりました。

それは盗難防止のコンピューターが壊れていたということでした。電源までははいる。ですがセルモーターに電源がはいらない。

セルモーターに電源を入れる最終的な判断を盗難防止のコンピューターから信号が出るということで、ここが壊れていると電子キーが正常であってもセルモーターが回らないという。

今回はハイテクがゆえのトラブルだなあと思いました。普通の鍵であれば何の問題もない。だけど、イモビライザーを搭載しているということでこのようなトラブルを招きました。

ハイテク装置って故障するとたちが悪い。応急処置というかリカバリーを許してくれない。故障したら走行が出来なくなるっていうのはちょっと嫌だな。でも盗まれないようにするには確かになあ