Categories: マツダ電装系

新品バッテリーの故障

本日はちょっとレアな体験をした時のことをレポートします。
うちのお客さんにホンダのエリシオンに乗っている人が居るんですが、そのエリシオンの
バッテリーが頻繁に上がってしまう。
オーナーは、大きな車ということでやはりエリシオンを普段の足に使うわけではなく、
いつもは他の軽自動車にのっていて、エリシオンは休日たまに使う程度ということでした。
搭載されているバッテリーは55B24ほどのサイズ。いわゆる中位のバッテリーですね。
乗らないということでたびたびバッテリー上がりを起こしてしまいました。
さすがに頻繁にバッテリーが上がるということで、1年前に新品に交換しました。

その後、たまには乗ってくださいよということを告げて、納車したんです。
が、1年経つか経たないか位で、やはりまたバッテリーが上がってしまったそうで、連絡を受けました。うーむおかしいなぁと。
さすがに故障を疑ってかかっていかないといけない。車両を預かって、オルタネーターの発電の状態レギュレーター電圧などを点検。特に、発電量に関しては問題はなかった。
では一体なんなのか?イグニッションOFF時の暗電流がそれほど流れてしまっているのか?
確かにこの車両は盗難防止装置がついていて、これがずっとモニターしています。もしこれがいたずらをしているのなら、とりあえずOFFにすることもできる。
でも新車で買ってもらったときからそのまんまなんだから、こんな暗電流は故障の域ではない。
ちょっとここいらで暗礁に乗り上げたとき、原因が判明。
それは新品に交換したバッテリー自体が故障していたということでした。どうも比重が全く上がらないセルがあった。これが原因で、電気を蓄えられない状態にあったということですね。
新品のバッテリーが故障しているなんて、初めてのケースです。
当然保障期間内だったので、電装屋さんにバッテリーを保障で付け替えてもらったら直ったのです。
まさか・・・と思う部品が壊れていたりする。これだから整備は奥が深いなと。