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ブレーキオイルを交換しないとどうなるか?真っ赤サビになったブレーキ内部

ブレーキフルード漏れです。
ドラムを外したらこんな状態。


ブレーキオイル漏れ

ブレーキオイルというのは指定交換部品です。
つまり、ある程度の期間や使い方をしたら交換しないといけないと。
交換しないでいると、
透明なフルードの色が


このようにこげ茶色っぽくなってきます。

今回ブレーキオイルを交換しないでいるとどうなるか!?
というものを撮ってきました。

大体がブレーキオイルが漏れてきます。


取り外したホイールシリンダー

このホイールシリンダーを交換した理由は

①フルードが漏れていた。
②片側がまったく動かなく、固着していた

この2つが理由です。
通常であれば、ホイールシリンダーのインナーカップキットを交換すればいいんだけど、
シリンダーの内部が減っているものについては
ホイールシリンダーを交換しないといけません。


万力ではさんでプライヤーでぐりぐりやらないと全く動かない
ホイールシリンダーのピストン


ご覧の通り、ブレーキオイルを交換しないとブレーキオイルがどんどんと劣化してきて
中も錆びてきます。ブレーキオイルは吸水性があるからですね。

そうしてくると垢のようなものがたまって、漏れやすくなります。


ひどいもんだ


シリンダーのピストンはこの通り


シリンダーの内部もかんり段差ができてしまっています。
研磨してカップを変えても、一時期はいいだろうが
すぐにもれてくることでしょう。


ブレーキオイルを交換しないと、沸点が下がってベーパーロックを誘発しやすくなるだけでなく、
このようにホイールシリンダーやキャリパー内に
錆のカスなどがたまって

ブレーキが固着してうごかなくなったり

漏れてきたりします。

ブレーキオイルは2年ごとに交換するようにしましょう。