O2センサーソケットを試してみた

今の車には自己診断機能というものがついています。どこの部品が壊れたとか断線したといった情報をすぐに検索できるようになっています。車両のどこかに異常をきたしたら、すぐにドライバーに知らせる仕組みなんですが、メーターパネルのエンジンチェックランプを点灯させるようになっています。

エンジンチェックランプが点灯したら、OBDと呼ばれる診断機を使ってデータを読み出す作業をします。

このように、モニター上にどこが異常か表示してくれるので、修理する側としてはとても便利になったわけです。

ですが、これは完全に断線やショートをしているときしかわかりません。

エンジンチェックランプの点灯原因でナンバー1に挙げられるトラブルが、O2センサーの故障です。外車の説明書を見てみたら、O2センサーは4万キロで交換するようにと記載されていることもあり、ある種消耗品の扱いなのかもしれません。そんなO2センサーですが、大体が22mmの六角の形状をしているので、メガネなどで外すんですが、場所によってはメガネが入らないことが多い。

そんなときに役に立つのがO2センサーソケットと呼ばれるソケットです。これがあれば深い位置まで分解しなくてもO2センサーが交換できるのです。

この車両はスバルのプレオですが、今までメガネレンチで僕が交換をしていた時は、エキゾーストマニホールドの遮熱板まで外さないとだめでした。

だけどこのソケットがあれば、ここまでの分解で外すことができます。

O2センサーの配線をソケットの切込みから出して、あとは12,7角のスピンナーで回すだけ。

大半のO2センサーは一度ゆるんでしまえばあとは手で回せるので、くるくると回して外す。

どうでしょうか?交換する手間を考えたら、1つはもっていても損がない工具です。

O2センサーは多くがエキゾーストマニホールドに取り付けられていることが多いです。その場合やはり遮熱板を外すかどうかがポイントになってくるわけですが、このソケットを持っていればそんな必要はありませんからね。

1000円もしないで手に入れられるのでお勧めです。